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ヒルガオの実がっ!!

あなたはだあれ?

道端にヒルガオとおぼしき花があって、通りすがりに楽しんでいた。
もし、種ができたらいくつか採ってみようか、と
秋になるのを待っていた。
市の植え込みの木に巻き付いていたから
誰かが植えたにせよ種を採っても差し支えなかろうと。
っていうか、これ、この巻き付かれた木は迷惑しているような…

で、これは花の後の種ではないかと採ってはみたが

あれ?ナンか種入ってなくね?

調べて見ると、ヒルガオは結実しない・しづらいのだと。
え、でもセイヨウヒルガオの種は売ってるのだけど、こは如何に?
っていうか
ヒルガオとセイヨウヒルガオがあるんだ!
で、どう違うのだろかと調べてみると
よく見るヒルガオの仲間には
ヒルガオ、コヒルガオ、セイヨウヒルガオがあるのだと。
で、コヒルガオはその名の通り花が小さくて
直径が3~4㎝ということと・葉の形が違うので
見た花は5㎝くらいあって葉の形も違うからコヒルガオではない…
ってとこで画像を探してみたのだが
花の写真を撮ったつもりで!
撮っていないことに!
気が付いて!
愕然としたのでござる。
何気ない風景というモノは意識して記録しないといけませぬなあ。

そこで・改めて
そのヒルガオを観察しに行って
いくつかのチェックポイントを確認した。

セイヨウヒルガオには花柄の途中に対の苞があるがこれには無い。
コヒルガオには花柄に翼(細い襞様のモノ)があるがこれには無い。

ヒルガオは葉の基部が後方に張り出すが
コヒルガオは横に張り出す

というワケで
どうやらこれはヒルガオでいいのではと。

そして

ヒルガオはふつう結実しない(!)

と書いてあって、それならこのヒルガオはどこから来たんじゃい!?
いやいやいや
さらに驚いたことに
マジになってゴリゴリ観察していたら

…あったんですよ(稲川淳二の声で
実が…

マジで探すの大事 ♪
本気で探すの大事 ♪
っていうか
だって!!結実しないって!!違ったの!?

この「松江の花図鑑」によると

ヒルガオ 普通結実しない

コヒルガオ ふつう自家不和合性のため結実しないが
農機具の貸し借り、造園などにより由来の異なるものが交じると結実する

「自家不和合性」とは何ぞ?と調べてみると

ある植物個体の正常に発育した花粉が同じ個体の正常な柱頭に受粉しても受精に至らないこと、あるいは正常種子形成に至らないこと

だそうで、要するに一本しか生えていない植物は種ができない・できにくい
という理解でよろしいか?

というワケで、もしかして
ここのヒルガオは1本じゃないかも?
あるいは
近くに別のヒルガオがある可能性も?と。
オラ、わくわくしてきたぞ ♪

今後よく乾燥させて・種を採って・来年鉢に植える ♪
オニは笑うがいい ♪ わはははははー ♪
たーのしみー ♪

…ナンか、自分が安上がりな人に思えてきた…


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