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アリの駆除

実用

台所にアリが出た。
調理台やガス台をうろちょろしていたのでかがみこんで出所を追うと
どうやら玄関の上がり框の隙間である。
姑は
テーブルの上にいた!
速い速い!
腕の上まで飛んできた!とあわてているw
いやいやいやいや
飛んでませんからw
とは言え、これは早急に対処せねばの事案なので
アリの駆除剤の情報を殺虫剤メーカーや駆除業者のサイトで検索したところ
一番いいのはア〇メツではと野生の主婦の勘が囁いたので
ホームセンターまで買いに行った。
こういったアリ駆除剤はあちこちのスーパーにもいくつも並んでいるし
自分でもいくつか使って見たことはあるのだが
どうも効いているのかいないのかわからない感じだったので
今回は巣に運ばせるタイプの駆除剤をア〇メツ含めて3種類購入して
効果を確認することにしたのだ。
で、昼食後ホームセンターまで足を運んだところ
目指すモノが運よく棚に1個だけあった ♪
他にカプセル式のと粉末を撒くのと2種類購入して
ひとまず粉末の方は予備にとって置いて
カプセル式のを家の外壁に沿って2mおきに置いて
ア〇メツは玄関内のアリが出てくる隙間の側に容器を設置して
中に液体の毒エサを垂らしてフタを閉めておいた。
すると30分後には「毒エサ」容器内にたくさんのアリが
文字通りアリのように群がっていた。
この駆除剤はエサのニオイでアリを呼び寄せて
アリに毒エサを巣まで運ばせて・仲間に分けさせることで
巣にいる構成員全てを皆殺しにするというトロイの木馬的仕様である。
今どきのアリ駆除剤はほぼこのタイプのようですな。
数時間後確認するとエサ容器の周りでたくさんのアリがわちゃわちゃしていたので容器をのぞいてみると中に入れた毒エサが空になっていたからフタを開けて毒エサを補充したら周りに散っていたアリがすぐさま容器の中に走り込んで行ったのでこの毒エサはよほどアリにとっては魅力的なのだな(早口
というワケで
翌朝の様子がこれ

犠牲者が一匹横たわっているのがナンともドラマのようで。
エサは夫が寝る前にまた足しておいたのだそうで
その時にはもうこの一匹はここで死んでいたのだと。
エサはさすがに余っていた。
そしてアリは一匹も歩いていない。
外の様子はと言うと
昨日までプランターや庭の木の新芽のあたりにわちゃわちゃいたアリが-
ほぼいない!!
家の中に入ってきたのもプランターや庭にいたのも
普通の黒アリより小さい黒いアリだったし
そして昨日たくさんいたのが一転、いなくなっているということは
同じ種類の・同じ巣のアリだったということでいいのだと思う。
ご存知のようにアリとアブラムシは共生関係で
アリはアブラムシを捕食するテントウムシなどを追い払うが
それはアリがアブラムシの出す甘い汁が大好きだからだ。
だからアブラムシの被害を減らすにはアリの駆除も欠かせないのだ。
昨年はアブラムシがとてつもなく大量に発生したので
庭もプランターもひどいことになって
これはアリの駆除も考えないとイケナイかなあとは思っていた。
さて
アリがいなくなった今、これから虫たちの生態バランスはどうなるだろか。
観察は続く。

あ、それでですね
どうしてこんなに効果的なアリ駆除剤が近所のスーパーや薬局に無くてホームセンターまで行かないと手に入らないのかをつらつらと考えたのですがこれは駆除剤が液体であることによるのではないかと思ったワケでつまりおそらくは液体だからアリが好むニオイが効果的に揮発して効果的に誘引できるのだとは考えられるものの容器に液体を垂らすのが面倒だとかこぼしたらイヤだとかそういったハードルがあってカプセルごとぽんと置けばそれで済むようなモノが好まれるのではと思うワケでまあ普通は私のように3種類買ってきて比べようなんて考えないよなあと
そして
地面の下のアリの巣には何万というアリが何万という死骸になっているであろうワケでそんな大量殺戮を行った自分は地獄行きだろうと感じるのは自分が人間だからなのでござる。

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