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P波とS波タテとヨコ

勉強
言語
子育ての風景

さてそこでご存知の通り

“カタカタ”が縦揺れで“ゆさゆさ”が横揺れだ。
中学校で習ったと思う。(みんなー、覚えてるか―!)
この“P波・縦波”と“S波・横波”が覚えられなくてずいぶん難儀したものだ。
P波が縦波で・S波が横波ね、よしっ、覚えた♪
いやいやいやいや難儀したのはそこじゃない。
縦波の揺れ方と横波の揺れ方がよくわからなかったのだ。
無理やり丸覚えしたけどな。
で、そもそもPとかSとかって、ナンのことよ?
これはきっと英語の縦波と横波の頭文字♪
Sは横波だからside・・・?で、縦波は?
きっと、地質学の専門用語なのよねー
ところがところが正解は
P波は、まず最初に届く波だから最初を意味する英語のprimaryのPで
S波は、その次に届く波だから2番目を意味する英語のsecondaryのS…
えー!?みんなー、知ってたー?…そうですか(くしゅん
何十年も英語の縦波と横波の頭文字だとばかり思っていたよー(泣
というワケで
PとSには縦の意味も横の意味もなかったのでござるよ。
さてそこでさらに紛らわしいのが

縦波の縦は垂直方向の縦じゃなくて
進行方向に対して並行に揺れるということ。

それのっ!どこがっ!縦なんだよ!!と、私はっ!言いたいっ!
P波とS波と縦波と横波の関係がワケわからんので改めて調べてみた。
まず、P波のPはprimaryのPで最初に届く波、で
S波のSはsecondaryのSで2番目に届く波である。
ここまでは良し、で
P波は縦波で・縦波は英語では longitudinal wave で
longitudinalとは「経度の」「縦の」「長さの」、という意味。
縦波という用語はここからきた、のだろうが
要するに“(波が)進む方向”ということだ。
それならさー
縦波じゃなくて・例えば“進行波”とかだったらわかりやすかったのにな。
だって
“縦”って普通上下方向の“縦”って思うでしょ?ねえ?ねえってば!?
自分はそう思ったので縦波と横波とが混乱して
“縦波のP波は最初に届く揺れで・縦向きに細かく揺れる”
“横波のS波は遅れて届く揺れで・横向きに大きく揺れる”
と、理解してしまったのだ。
学校での、長いバネを使った実験では
縦波はバネを長さ方向にビュン!と「押して」できる波で
横波はバネを“縦に”ビュン!と「振って」できる波である
という場面を脳内に刻み付けて
無理やりに縦波と横波の揺れ方を結び付けたのでござるよ。
それでも横波を作るときに”縦に“ビュン!と振るものだから
しかもこれ、縦に振ろうと横に振ろうと“横波”なんですぜ。
“横波”は英語ではtransverse wave で
transverseは「横方向に」「横切る」、という意味。
進行方向に対して 横向き・垂直方向 ということで
進行方向に対して縦・横・斜め、ぐるりと回り中に伝わるということだ。
ビン洗いのブラシみたいなw
光、電磁波の伝わり方がこれなのだが
高校の物理で習ったときには簡略化された模式図で覚えたので
リアルの姿が理解・想像できず
改めて勉強し直して気が付いたのが10年ほど前のことじゃった…。
アニメーションだったらわかりやすかったのになあ、と思うのでござる。

まあとりあえず・実際問題としては
揺れを感じたら、遅れてもっと大きな揺れがくることを予想して
危険を回避する行動をすること。
これでいいのだ♪


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