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精油ブレンディングを勉強して、私なりに辿り着いた答え。

こんにちは。

秋の空気が爽やかな今日この頃ですね。
明日は満月ですが、きっと綺麗なお月様が見られるのではないでしょうか。

さて
手持ちのアロマ本をご紹介するシリーズの第五弾です。
一気にどどんと4冊をご紹介しますが、アロマを勉強するとどうしてもやってみたくなるのが「精油ブレンディング」です。
トリートメントに使用する精油のブレンディングはもとより、フレグランス作りやブレンドオイル作り、アロマスプレーを作る際にも必ず必要な項目。

基本たるところは殆どスクールで学びましたが、
何ていいますか、クライアント様の前で手際よくちゃちゃっとブレンディングするセラピストってかっこよくありませんか?
ついつい「えーっと」と言いながら比率を電卓ではじいたり計算式をノートに書いてみたりと何だかカッコ悪いのよ(私の話ですけど)。
頭になかでパーセンテージ、どうやって計算してるのーーっ!とか叫んじゃいます(;^ω^)⇐数字に弱い人。

そもそもですが「基本的にブレンドが禁忌である精油」というのはなくて、
混ぜる事で何か不具合(変な化学反応を起こすとかね)を生じるということはありません。

ですので、クラフト講座などで皆様にお好みのブレンドで作りましょう♪的な感じで進めると「おぉ!なんて斬新なブレンド!」と唸ることもよくありました。
またそれが結構いい香りになったりするのですよ、はい。

その昔、アロマティークの中村あづさ先生が「セラピスト」と言う雑誌の中で、とってもお洒落な感じで精油をブレンディングしていらっしゃる記事を読みましてね。

雑誌だと言うのにそのすごさが伝わって来て
「あぁ~、この方に教えて頂きたい・・・」と切実に思ったのですが、
なんせ地方都市に住んでいるもので、家庭持ちの分際で都心までレッスンに通うなどとても無理。当時はオンラインレッスンも今ほど盛んではなかったですし(いやそもそもブレンドのレッスンなのだから対面レッスンありきですよね)

あー。
なんかブレンドのノウハウが読める本はないかしら・・・
と悶々していたら、こちらの本をあづさ先生が出してくださいました。
(私の思いが通じたのかしら・・・と勝手に解釈した)

「精油のブレンド学」はどちらかというとプロユース。
「精油ブレンドバイブル」は初心者さんでも解り易いです。

【精油のブレンド学】
とにかく挿絵として使われている植物のカラー写真がどれも美しいです。
あづさ先生が自身の足で歩いて訪れたのであろうことが一目瞭然、その植物の物語までもが伝わってきます。ページをめくっているだけでも楽しい気持ちになります。
当時はこのように詳細にブレンド比率が記載されている書物がありませんでしたので、とても勉強になりました。
植物を深く知るのには植物の姿・形を視覚で捉えることが本当に大切だな、と改めて思わせてくれた一冊です。
【精油ブレンドバイブル】
こちらはその数年後に「あ、あづさ先生の本だわ♬」と中身を確認もせず購入した一冊(笑)あづさ先生の本=面白いに違いない、という図式。
内容は非常にわかりやすく簡潔にまとめてありまして、レシピのページも「これ作りたい」と思ったら即作れますという感じで、アロマはじめてさんにもやさしい仕様になっていると思います。
ブレンドのことだけでなく、「アロマセラピーとは」「アロマの歴史」など基本的なことが解り易く書かれております。
私的には中身も確認せぬままレジに走ったので、ちょっと要らなかった一冊ですが(笑)これはこれで講座などで生徒様にお教えする際などに役立っております。

そしてそうこうしておりましたら、こんな一冊が私が所属する協会から送付されてまいりました。

おぉ!ついにこんな認定資格がっ!!
と小躍りしたのですが、この認定資格が出来上がった頃、
公私ともに多忙を極めておりましてスクールに通うなんざとても無理で・・

テキストを眺めながら「いつかこれを取りたい」と思い、
やっと時間が出来た頃、さぁ!スクールに!と思ったらまさかのコロナ禍だった訳でして・・・

どこのスクールも「対面レッスンを暫く中止」のご通達。
これで学びの意欲の糸がプッツリ切れました。

今は「まぁいいか」となっております(笑)

最後にご紹介する一冊はこちらです。

バーグ文子先生の「アロマティック・アルケミー」です。
「もっと違う視点からブレンディングのことが書いてある本はないのかしら」と探していて辿り着きました。
バーグ文子先生と言えば英国IFA認定プリンシバルテューターであり同認定アロマテラピスト、そして数々の輝かしい経歴と才能あふれる方でいらっしゃり、この業界では知らない人はいないのでは?と思います。
書籍の半分は精油辞典になっておりますが、基本的な事に付けくわえて「支配星」「星座」「チャクラ」「ジェムストーン」「アーキタイプ」「エネルギーの質」などの記載が他のアロマ本にないところで興味をそそります。
精油のエネルギー的な視点は非常に面白いですよ。
ブレンディングはトリートメントのためのブレンディングが中心ですので、アロマセラピストには勉強になる事と思います。簡単なレシピ集も載っていますが、それぞれの精油の滴数も記してあり、参考になります。
通り一辺倒のブレンドからちょっと脱却したいセラピストさんにお勧めです。

このように文献から一生懸命文字で学んでアウトプットをして来た「つもり」なのですが、何故だか上手くいかないことが多くて悩みました。

ブレンドがイマイチしっくりこないような
これでいいはずなのに何かが足りないような(または違うような)

そして気づきました。
教科書通りにやり過ぎていたことに。

心で感じていたことを無視していました。
正確にはその一番大切なところを見て見ないふりして(そこじゃないと思い込んでいたので)
知識だけでブレンドしようとしていたところに誤りがあったんですよね。

基本的な、ブレンドに本当に基本的なお約束はさておき(さておきと言うのはやらない訳ではなくて基本はもちろん押さえて、という事です)
思うがままに感じるままに、感覚でブレンドしてみよう
・・・と思った途端、何だかサラサラと流れるようにブレンド出来るようになったんですよね。

そしてそのようにブレンドした方が
クライアント様が感動してくださるブレンドが出来上がります。

その方のパーソナルブレンドを作る、と言うセッションに於いては、
この「感覚」でブレンドすることが大切です。
あとはどう「香りのパレット」を組み立てていくかです。

ブレンディングは頭で考えることをやめて「精油と会話しながら」香りを作ってみてください。

きっと心の琴線に触れる香りが出来上がります✨

精油ブレンディングにお勉強はほぼ必要ないと私は思います。
精油の基本的な知識があれば大丈夫。
心のままに、ブレンドを楽しんでみてくださいね(^_-)-☆

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