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【N中等部】新入生歓迎会と通常カリキュラム

こんにちは。さなぎです。
オリエンテーションが終わり、在校生はこの日から通常授業。

息子もこれでガッツリN中生になりました。

N中等部ではイベントごとも多め。
1日の始まりは瞑想やカードゲームで空気を温めてスタートです。

こういう配慮は息子のような人見知りの子にはありがたい。

今回は通常カリキュラム初日のお話
新入生歓迎会もあったみたいなので様子を聞いてみました。
(1週間遅れのレポにはなりますが、記録として残しておきます。)

駅から1人で登校

我が家は電車に縁のない場所。

1週間(登校は週3なので3日)だけはわたしが付き添いするという約束をし、この日は2日目。

少しずつ距離を延ばしていった方が訓練になるので、2日目は登校時に最寄駅から1人で登校にしました。

N中等部には“でんしょばと“というシステムがあり、入室・退室を親に知らせるアプリがあります。

駅で少々不安になった息子。
しかし「大丈夫、行っといで。」と言うとスッと出発しました。

そして数分後『入室』。
この安心感ときたらどれだけホッとしたことか😌

なぜなら息子は2回ほど小学校から無断で帰宅してきたことがあったのです。

逃げ場がないと思い、本人的には苦渋の決断をしたのだと思いますが、学校は大パニック。

もちろんわたしも大パニックです。

それ以降わたしは何かと1人で彼を送り出すことにヒヤヒヤ。

地元の中学校にそのまま通う予定だったら絶対にAirTagを忍ばせてやろうと思っていたくらいです笑"
(近くにiPhoneがあれば位置が分かるので)

まずは第一関門クリア

帰りは乗換の駅まで1人での電車移動。頑張りました。

というわけでちょっとずつ母離れを始めた息子。

来週からは1人で通います🚃

新入生歓迎会は何をした?

登校2日目は1.2時間目は新入生歓迎会があったそうです。

みんなと話せるようにビンゴゲームのような表に書き込むスタイル。

小学校でもこういう授業はありましたが、彼はなかなか声をかけることが出来ませんでした。

が、今はどうでしょうか。

みんながわちゃわちゃと動くので釣られて声をかけることが出来たそうです。

席は円卓とカフェ席があります。
あと長机もありました。

1人でいないかな、大丈夫かな…

なんて心がキュッとなるのはわたしにトラウマがあるから。

わたしが小学生の頃、同じ学校に通う妹が寂しそうにポツンとしている姿を見てしまったのです。

自分で言うのもアレですが、わたし感受性がものすごく高くて。
人の経験をあたかも自分の経験のように捉えてしまう節があります。

不思議なのは
・怒られているのは何も思わない
・寂しそうにしているのは心にドスッとくる

もしかしたら自分もずっと孤独だったのかもしれません。

さて。息子はどうかというと、諸々参加出来た様子👦

ご飯の時はとりあえず1人で食べたそうです。

ここでわたしの心がキュッとなるスイッチが押されておりますが、この感情については別の記事に譲るとしましょう。

ただ息子本人は1人で食べることに抵抗感はないそう。大人〜。

というか新しい場所で人に話しかける余裕なんてないそうです。

そりゃそうだわ…。

追記:その後、会話はあまりないものの他の子と円卓で食べることが増えているそう。

通常カリキュラムはどうだった?

3時間目以降は通常のカリキュラムに参加します。

N中等部の通常カリキュラムというのはやはり公立中学とは異なります。

そもそも『数学』とか『社会』といった時間はありません。

・プロジェクト学習
・基礎学習
・プログラミング学習
・N-English
・自由学習
・ミライ

これがN中等部のいわゆる“科目“。

中学校で習うような基礎的なお勉強は基礎学習で自分のペースで行います。

N予備校というアプリでの学習。
1人ずつイヤフォンをして、自分の進めたい勉強をするそうです。

つまりですよ。

あの眠気と戦った日々はないわけですねぇ。

羨ましい😂

息子をN中等部に通わせたと話すとよく「普通の勉強はどうするの?やらないよね?」と言われます。

『自己責任の、自己学習だよ。』と答えます。
もちろん大抵はびっくりされます😂

というか“普通“って何でしょうか?

みんなで前を向いて、先生の話す授業を聞いて、たまにお昼寝をするあの時間が“普通“でしょうか?

塾と同じで、前を向いて話を聞いているだけでは自分の脳みそには入ってきません。
わたしも含め、“普通“の中で生きてきたからこそ出てしまう質問だと今は思えます。

正直ですよ、教科書を読み上げているだけの先生もいました。
その授業がつまらな過ぎたので別の勉強をする生徒もいました(わたし)。

そしたらめちゃめちゃ怒られました。

内心「いやいやもっと面白い授業してよ。そのまま読むなら自分で出来ますけど。」って思ってましたし、中にはそれを先生にぶちまけるクラスメイトもいました笑"

だから個人的には息子のように“勉強したいことを自分が選択して勉強する環境“はとてもとても羨ましいです。

ただ当の本人は「ねぇ、プログラミングとかって自分で勉強するの?」と聞いてきております。

そりゃそうです。小学校では前を向いて聞く授業を受けていたのですから。

きっとそのうち慣れてきます。最初は戸惑うけれど。

自主性を鍛える

というわけでまだまだ自主的な勉強をすることに慣れていない息子。

私たち両親の狙いもここにありました。

彼はとても受け身
でも彼にとって受け身のまま進んでいく人生はきっと苦しい。

だからこそ通常ルートをやめてN中等部に通わせることにしたんです。

ずっと前を向いてみんなでお勉強という教育を受けてきた身としては、大人になってから突然「自主性を大切に」とか「自己成長のために勉強を」とか言われても恐怖でしかありません。それに分からない。

だってずっと自由に勉強をしてこなかったから。

他のことをしたらいけないと思っていたし、オリジナリティを出したら怒られていました。

30代の私たちですらそうなんですから、もう少し上の世代はもっと厳しかったことでしょう。

ただ、これからの時代はきっと違う。

かといって協調性をゼロにしていいわけでもありません。

必ず人との関わりはあります。

『自主性を大切にし、直接人と関わる。』

彼にとってきっとこれからの課題になるであろう部分を少し早い段階で調整し始めたのがこの春からの新しい環境でした。

まだまだ中学1年生。
時間は長いようで、とても短い。

さぁ、自由に自由に。

大学を目指したい彼にとっては受験に必要になるような基礎学習は必要。
そのために補っていく教材としてZ会を継続している、というわけ。

私たちが出来なかったことを彼にやらせているのではありません。

彼にとってちょっと遠回りかもしれないけれど、心身ともに安定して社会に出られるための第一歩

精一杯支えようと思います😊

今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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