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手巻き生春巻きにいたるやっかいな衝動

"食いしん坊"を確固たる第一属性として生きているせいか、自分でも「やっかいだな」と感じる食の衝動を抱えている。
それは、「何が食べたい」という食べものそのものへの衝動ではなく、"食べ方"へのそれ。

「焼肉が食べたい」ではなく「何かをくるんで咀嚼したい」、「リゾットが食べたい」ではなく「スプーンでお米を食べたい」など。

こだわっているのはあくまで"食べ方"なので、前者だとタコスだったり、後者だとオムライスだったりで置き換えが可能な場合もあるのが、我ながら本当に面倒くさい。

こんな衝動が年々増えていっているのにも、あきれたり、戸惑ったり。
ただ、それにともなって知恵もつき、衝動に対する対処メニューもバリエーションが増えていっている。
経験を重ねるって、なんであれ成長していくものですね。(成長?)

長く抱えている衝動のひとつ、「くるんで咀嚼」への対処として、こんなメニューも思いついて長く作り続けている。


▶手巻き生春巻き

この日の具はツナ缶とか豚しゃぶとか。
手抜きの日だな。

適当な具とタレ、生春巻きの皮を用意。(小さいサイズの皮が扱いやすい)
少し深めの皿ひとつに水をはり、そこに皮をくぐらせて各自の皿に貼りつけておくとすぐにやわらかく戻るので、好きな具を好きなだけ巻いて食べる。

タレを自作するなら、この2種がおすすめ。(カッコ内は入れなくてもOK)
・ヌクチャム風
=ナンプラー+レモン汁+砂糖(+輪切り赤唐辛子+ニンニクみじん切り)
・スイートチリソース風
=豆板醤+酢+砂糖


ちなみに、他の対処メニューとしては「具だけ手巻き寿司(晩酌するのでNO米で)」「手巻きタコス」「手巻き蒸し鶏(レタスで)」などもラインナップ。

やっかいな衝動はまだまだ増えていきそうで苦笑してしまうけれど、それだけ多くの食体験を積んできているからだと思えば、人生の楽しみのひとつだと言えなくもないかな、と無理やり納得してみたり。

一番最近自覚したのは、「ステーキを食べたい」ではなく、「ナイフとフォークで切りながら食べたい」というやつ。

ああ、やはり面倒くさい。

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