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【公開】ミニ原画ボックスのつくりかた

東武百貨店の期間限定ショップで販売するAHIRU LIFE.初のアナログ原画・・・


これ。

これを追加で制作中なのですが、ただ「原画です。」と言うよりも、どうやって作っているだとかどうしてこの形状にしたのかだとか、背景を含めてひとつの作品として見ていただきたいな・・・と思い、記事にしました。原画を描く時間を少し削ってでも、作品について伝えることも大切にしたいと思っています。


仕様について

ALL紙製。
正面の写真だけだと分かりづらいのですが、マッチ箱の形状になっています。サイズは名刺より少しタテが短いくらい。小さなフレームの中に様々なアヒルさんが住んでいます。(?)

マッチ箱のように引き出して鑑賞することもできます


つくりかた

1.原画を描きます

まずは予めカットした紙にアヒルさんを描きます。細ボールペン、色鉛筆を使っています。

練習したり失敗したり・・・で使えなくなったミニ紙が大量に溜まります😅
下書きはしたりしなかったり。しっかり下書きをしても顔が命なのでかわいく描けないと即ボツです(涙)

乾きが遅いのが難点だけど濃さと描きやすさからSARASAを使用


2.箱を加工します

このサイズの紙の額縁は売ってないので自分で作ります。「そこから?」という声が聞こえる・・・😅

まずは買ってきた箱に窓を作ります。

カットする線を引いて
厚紙を挟んでカッターでカットします
窓が開きました!


3.フレームを作ります

あとで箱に接着するフレーム部分を作ります。白いフレームはパールのようなツヤのある用紙にしました。

4.イラストを貼る土台をつくります

厚みのある紙を使います。

折る部分に線を引いて、カッターで薄くなぞります
カッターでなぞった線を折ります
裏から見たところ


5.組み立て

素材がそろったら、糊・両面テープ等で固定して組み立てるだけ!

完成〜〜!✨


どうしてこの形状?

「AHIRU LIFE.の原画を描くならミニサイズがいいな。」この原画のサイズは、普段ショートストーリーを描くためのスケッチのサイズなんです。いつもこのサイズでアヒルさんのラフ画を描いているのでしっくり。そして小さな窓からAHIRU LIFE.の世界をのぞきこむように鑑賞できる点が、この作品にとても合っていると思っています。

手間はかかるけど、作品にぴったりの見せ方をしたいと思ってこの原画ボックスを考案しました。壁掛けではなく、気軽にデスクなどに置いていただけるのもポイントです。フレームの幅を変えたり、何度か試作を重ねてこの仕様になりました。実物をぜひ、ご覧いただけたら嬉しいです😊


そんなわけで引き続きミニ原画ボックス制作中です。そして今週末はいよいよデザインフェスタ!お待ちしています〜🐤✨


今日の癒しやひと笑いになったらいいなと思って創作しています😊 お陰さまで作品集を出版することができました。SNS以外のところでもほんわかした空気が広がりますように📚