act:18-今夜がヤマです【急の章】三途の川の畔に行ったのかオレ
前回までのお話 ↓
妙な揺れで空中戦艦ヤマデスから放り出されたオレは、黒い渦に引き寄せられて、どうやらそのまま渦に呑み込まれてしまったようなんだけど‥、
放り出された途端に瞼が重くなって、しっかりと見てはおらず、一体オレがあの後どうなったのか、実はオレ自身がよくわかっていないんだ。
ただ、今のオレは、異様に静かなところに、ぼぉーっと突っ立ってた。
静かなんてものじゃないな、まるで耳に何かが詰まってしまったように、全く音が聞こえないところだった。
さっきまでの異様な瞼の重さ