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“霊感が強い“それだけでは済まされない様々な心霊現象。飼い猫が死んだ日から始まる謎の“何か“との戦い。

「陵子の心霊事件簿」 篠原千絵 全4巻

PAKU☆☆☆☆☆ POKU★★☆☆☆ BLACK★★★☆☆

飼い猫「ポワ」が死んだ日から、主人公の身の回りには様々な心霊現象が起こり始める。主人公陵子は、不思議な巡り合わせから、「ポワ」の身体を借りた青年「拓」とともに、彼の身体を探し始める。

「心霊事件簿」というくらいなので、ホラーな内容。様々な心霊現象を経験しながら、物語は少しずつ進んでいく。途中から少々ファンタジーになってしまうが、それでも安定した物語構成で読むことができる。

個人的には、主人公の陵子が…というか、作者が終始一貫してラストまで猫のことを忘れていないのが好きだ。なぜ「ポワ」という名前なのかも気になっている。

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