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茶坊主の憂鬱

 お茶挽き、坊主。それは1日中誰からも指名されなかった者を指す言葉。過去に存在した武家の"茶坊主"ではない。どんな売れっ子でも、時間も日数もしっかり出勤していれば一度くらいは経験があるはずだ。無かったら偽装満了常習犯の可能性がある。

 一般的な仕事の繁忙期(年末は意外と混む)や長期休暇(旅行で遠出する人が多い)、台風シーズン、お盆休み等の帰省シーズンは売り専にとっての閑散期で、茶を挽く絶好の季節となる。茶を挽く、坊主と煩悩におよそ縁の無さそうな字面とは裏腹に、茶を挽く坊主達の心は煮えくりかえっている。

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真田U輔の業務レポート2021年6月号です。 6月に書いた記事の詰め合わせ。計12記事。

市場調査とかやってみたいですね。