ただ正しいことをしたいだけ【エルピス】
今さらだけど12月に最終話を迎えたドラマ、エルピスについて書きたいことがあったので書こうと思う📝📺
全話通してこのドラマの印象的だったことは、まっすぐに正直に、ただ正しいことを貫こうとしているだけでいつの間にか周りが全員敵になっていくこと。
実際の冤罪事件を題材にしていることにも言えるし、このドラマが作られた経緯にも言えることかもしれない。(構想から6年経ってやっと放送できたらしい…)
あとは事件とか関係なく、私たちの生きてる現実にも当てはまることだと思う。
最終話の中で、リスクはあるけど真っ直ぐに正しいことを貫こうとした主人公が同僚に、「中学生かよ」「お前狂ってるよ」と言われるシーンがある。
というか全話通して正しいことをする人間を「狂ってるよ」と周りが軽蔑するような内容なんだけど、なんかもう現実そのものすぎて悔しくて辛くて苦しくなる…
だけど、正しいことを貫いて周りが敵になっていく度に、食事をすることも辛かった浅川さんと岸本くんが生き生きしていく姿が現代を生きる私たちの希望になる。希望でしかない。
正しいこと、偽善者と言われてしまうようなこと、ただ自分の心に正直に真っ直ぐに生きたいだけなのに周りの目を気にして自分の心の声を無視してしまうことってあるよなぁ。
そんな誰の声かもわからないような周りの雑音の方こそ無視して、自分の心の声に正直に生きれたとき、たしかに生き生きとした感覚がある。
それで傷付いたり失敗したりしても、なんか心の奥底はスッキリした気持ちでいられるときもあるなぁ。
ドラマの結末は、全部が綺麗に解決した訳じゃなかった。
だけど、国全体の問題よりも浅川さんと岸本くんの周りにいる大切な人たちにとって最善の結果で終えられた。
全部が解決した訳じゃないのに、この最終話の結末がなんかとても腑に落ちたというか、2人の正直で真っ直ぐな想いがわかってくれる人に届いたというか…
ただ正しいことをしたいだけなのに「狂ってる」とか言われる世の中だけど、このドラマを見てやっぱり自分の心に素直に、偽善者って言われるような正しいことをしていきたいと思った。
それが自分を生き生きさせる為の方法だと、エルピスが教えてくれたような気がしたから。
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