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楽しさよりも正しさを

大谷翔平の『野球翔年』という本を読んだ。
ⅠとⅡとあり、Ⅰの方は日本編、Ⅱの方はメジャー編、みたいな感じで
私はⅠの方を読み終わったのだけど、
日ハム時代の大谷翔平のインタビューなどのやりとりなどがまとめられている本で、スーパースターの思考回路やら脳内が覗ける感じで、非常に興味深かった。
小学生時代や高校時代などのエピソードも出てきた。

本の中で
少年時代に所属していた水沢リトルリーグで、練習で使っていた場所が隣に川があるところで、ホームランをバカバカ打って硬球を川の中に何個も打ち入れてしまい、大人たちが硬球もタダじゃないんだからオータニ!勘弁してくれよ!ショータイム!言うてる場合か!となってたであるとか、
色々印象的なエピソードがあるけれども、
ワタクシの心にブッ刺さったとある大谷翔年の発言があった。

オフのクリスマスにも野球の練習をしていた大谷。
それについてインタビューで聞かれた際「楽しさよりも正しさを取ることが大事だと思います」と返していたのだ。(この時オータニはハタチそこそこの青年である)

おばちゃん、今までいかに楽しさを優先させてきてしまったことか。
楽しさより正しさをとる?
そう!絶対そっちの方がいいんだよ!
芸人やるからにはさ!やっぱ売れたいって気持ちでやってるわけよ!
そしたらやっぱさ!楽しさより正しさとった方がいいに決まってるんだよ!
考えてみたら、今までの人生、正しさより楽しさをずーっととってきちゃってたわ!!
それじゃあダメだ!とハタチそこそこの大谷翔年にほっぺたを引っ叩かれた感じがした。

目が覚めた。
もう飲み会は行かない!!



いや!ちょっとは行くけど!!

行くんかい!!
前言撤回はや!
大谷翔平の打球速度ぐらいはや!

けど楽しさより正しさをとるよ!
芸人の飲み会は確かに楽しい!
周りがみんな面白い人たちという状況で、そんな人たちに囲まれて飲むお酒は本当に楽しい。
けど!その時間でネタを作ったりさ!
他の芸人のネタ見て研究したりさ!
それが正しさなんじゃないのか?!
そうさ!
急に「そうさ!」とか普段言わない日本語言っちゃったけどさ!
本当に売れたきゃそういう“正しさ”をとっていった方がいいんじゃないかと思ったのさ!

だから、飲み会はちょっとは行くけどあんまり行かない!!!

となんだか歯切れの悪い意識改革を行なった佐奈なのでした。

飲み会の断り方をたりないふたりを見て今一度勉強すっか。
まずは楽しさより正しさをとって、ペットショップ行ってアロワナの水槽の前でおもしろくなさそうな顔してる写真でも撮ってくるとするか。

…正しいのか?
いや!それが正しいかどうかは何年か経ってからわかること!
新撰組だって正しいかどうかは後の人たちが決めることだと思って、とにかく自分の信じる道を突っ走ってたはず!
ペットショップ行ってアロワナの水槽の前でおもしろくなさそうな顔してる写真でも撮ってくるのが正しいかどうかは、あと10年後にわかることだ!
私はとにかくペットショップ行ってアロワナの水槽の前でおもしろくなさそうな顔してる写真でも撮ってくることが正しいことだと信じて突っ走るんだ!!!

※『たりないふたり』…南海キャンディーズ山里さんとオードリー若林さんのユニットコンビ。テレビシリーズで放送されていた時代は、二人揃って飲み会は地獄だと言って、様々な飲み会の断り方を披露していた。
山里さんがペットショップに行きアロワナの水槽の前で予め写真を撮っておき、それを理由に飲み会を断るという技を披露していた。ま、どういう技か気になった人はテレビシリーズ見てみて。

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