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憧れの新宿御苑へ

"新宿御苑を散歩する"


「2023年にやりたいこと100 」に書いた願いが、
この夏ようやく叶った。


東北人OLが都会の公園に憧れ、
新宿御苑を初めて訪れた感想を書いてみたい。


2013年〜2016年に東北を離れ、
東京・神奈川で暮らしていたことがある。

大学生だったあの頃は
原宿、表参道、銀座、神楽坂、横浜...気になる街へ
足を運び、初めて見る景色に目を輝かせていた。

あちこち出歩いていたのにもかかわらず、新宿御苑には訪れたことがなかった。


当時は入園料を支払って公園に行くという発想はなく、駅ビルや百貨店など、賑やかで華やかな場所にときめいていた。



東北に戻ってからは、見慣れた山と田んぼに囲まれた日常で、移ろいゆく四季を楽しんでいた。


2020年頃から、世間の流行にのり、
散歩やキャンプ、写真に興味を持つようになった。


ステイホーム中に出会ったYouTubeチャンネルでは、可愛い女の子が 新宿御苑で朝活をしている。

インスタを開いたら 憧れの美人なお姉さんが
ガラス張りの素敵な建物でお茶している。
どうやらこの建物は 新宿御苑内のスターバックスで、日本を象徴する特別な店舗らしい。


行ってみたい想いが膨らみ、
新宿御苑は私にとっての憧れの場所となった。
そして 絶対行きたい場所としてGoogleマップ上にフラグを立て、2023年の叶えたいことリストに「新宿御苑を散歩する」と書いた。

ようやく、今年の7月末、東京に行く機会ができた。こちらも念願叶い、UVERworldのライブが当選した。

ライブが横浜の日産スタジアムであるにもかかわらず、翌朝 新宿御苑に行きたいからと、新宿御苑前の宿を取った。

ライブへ同行してくれる親友は、会場から遠い宿になることも快く了承してくれた上に、新宿エリアのご飯屋さんやカフェまで提案してくれた。

念願のライブも無事終わり、翌朝9:00頃 宿を出発。
親友が探してくれたカフェで朝食をとり、新宿御苑の門まで移動する。

やっと来れた〜!とワクワクしながら新宿門から入園する。



独特な静けさと開放感を感じながら歩き進める。

遠くには都心のビルが見える。


30度以上の気温の中、遮るものがない場所はとっても暑く、眩しさに目を細めながら歩く。

一方で、木陰は心地良い涼しさで、
芝生に寝そべり優雅にお昼寝している人もいる。


こんな休日の過ごし方いいなぁ〜。
丸一日ここで過ごせるなぁ〜。
と理想が膨らみ、新たな夢ができた。


新宿御苑に行くことを職場の人に話したところ、
東京育ちの同僚には「新宿御苑なんて、真夏にわざわざ行くところじゃない」と笑われた。


確かに、一番暑い時期に 友達を連れてわざわざ行くのも気が引けたが、実際行けてよかったと心から思えた。

真っ青な青空に くっきりと映える都庁。

木漏れ日が織りなす影のアートは、まるで大きな切り絵の上を歩いているような気分になった。

コントラストがはっきりした 夏ならではの景色が鮮やかに記憶に残った。


しばらく歩くと、スタバが見えてきた。
公園の景色と一体となっているガラス張りの店内は
思わず深呼吸したくなるような眺めだ。

窓側の席が満席なのも納得だ。
ガラスに映る緑も これまた美しい。
喜んで写真を撮る私の後ろ姿を親友がこっそり撮ってくれた。 


ドリンクは赤いパッションティーをオーダーしたものの、ペーパーカップで提供いただいたことだけが ちょっぴり予想外だったが、この綺麗な緑を守り続けるために 地球に優しくしなくては。♻️


cheers♡


冷たい飲み物でひと休みし、また歩き出した。

汗を拭き拭き、休み休み、写真を撮りながら散歩した。


そうして、また別の季節に来たいね〜と話しながら千駄ヶ谷門を出た。



暑い中、一緒に着いてきてくれた親友には心から感謝である。

初めて訪れた新宿御苑は 想像以上に素敵な場所であった。

また必ず、違う表情を観に訪れたい。

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