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【2024】Steamゲー紹介するから寄っといで【8月】

 ドーモ。インターネット老人会の者です。

 す、き、とか~、きらいと~か~、人生山あり谷ありって最初に言いだしたのは~、誰なのかしら~。モチベが上がらない~。全てにおいてモチベが上がらない~。そんなときはどうすればいいんでしょうね~? メモリアール。

 ジャパニーズは根性論が大好きMの国民性なので「耐え忍んだ先にきっと良い世界が待っている!」と思ってしまいがちです。でも待って? 本当にそれ、あなたの貴重な時間を使ってまで得たい成果ですか? 耐え忍んだ先にあなたの望むものがある? え~ホントでござるかぁ~?

 「乗り越えなければならない時ボスカードが買えないんだよ」ってあると思うんですよ。行き詰まったものを乗り越える楽しさも確かにある。でも乗り越えるためには、勢いとかパワーが必要だよね。だからぼくたちはゲームをするんです。ゲームとは人生における余暇余剰であり、メンタルバッテリーそんな言葉ないであり、心を柔らかく弾ませるために必要な楽しみなのです。

 と、己の思想をぶちまけましたが、全部ゲームの話ですし、なんならゲームの息抜きにゲームをしてもいいと思うんですよ。そうやって「好き」を温める。「好き」を「嫌い」にしない考え方っていうのも大事じゃない?

 だから、ゲーム、しよう!
 よし何も間違ってないな!

 gdgd前置きが終わったところで、今回は最近遊んだゲームレビューです。ついったーで流れてきた話題作もあるかもしれません。セールで買った人もいると思います。つーかSteamで買って積みゲーしてませんか? これを機に遊んでみませんか? オススメのいい子がいるよー。みといでよっといでー。

 というわけで良ければイイネはーとしてね。
 はい、よーいすたーと。



SANABI

プレイ時間:10時間

 ツイッターXと言わない勢で大絶賛されていたり某有名Vtuberが実況していたゲームです。内容を一言で表すならハイスピード2Dワイヤーアクション。インターネット老人会の皆様オヂのサン『海腹川背』トップシークレットヒットラーの復活』、それ以外の皆さんは進撃の巨人の立体機動を想像するとわかりやすいかもしれませんね。右手にワイヤーフックを付けた自キャラがビルの間を縦横無尽に飛び回るゲーム性は簡単操作で爽快な動きが出来、慣れれば慣れるほどにスタイリッシュ。ハマる人はメチャクチャハマることでしょう。システム周り、ゲーム性、美麗なドット絵、全てにおいて高水準のとても良い作品でした。迷うことなく万人にお勧め。動かしていて手が気持ちよかった。スゴイヨ。

ドット絵がめっちゃ美しい。

 ストーリーに関してもある意味王道でハズレ無し。「かつて伝説的な軍人と呼ばれた男が、娘の敵を探して企業都市に単身潜入。ハッキングが得意な相棒とともに困難を乗り越えサンナビに迫る」といった感じです。向こうの国はどうも大企業を悪者にして復讐劇からのしっとり劇場をやるのが好きなようですが、ゲーム性とシナリオがきっちり結びついて後半になればなるほど盛り上がっていく展開はfateシリーズで有名な奈須きのこ氏も称賛するほど。「アクションは苦手なんだよねぇ…」って人でも難易度イージーで安心。むしろ絶対やられないイージーモードこそストーリーに沿っているのかもしれませんね。割とマジで。

 そんなこんなで個人的に大絶賛なSANABIですが、だからこその不満点もあったりします。
 まずひとつ目は、プレイ中にどこに行くのかわからなくなる点。基本的に脇道にそれることはない、っていうか脇道のない一本な作りをしているんですが、ギミックや画面の広さ、カメラの位置などいろいろあって「次は上? 右? 下?」っていうのがわかりにくい地形がちらほらありました。「ここは降りるところかな?」と思って降りたらそのまま即死したり、先が見えなくてジャンプしてみたらそのまま掴むところがなくて奈落に落下とか、伝説的な軍人なのにあまりにアホすぎるでしょう…みたいなのがそれなりに多かったです。映画のNGシーン集みたいでそれはそれで楽しめましたが。…え、私がヘタなだけだって? いやいや違うんだって! ほんとにわかんなかったんだって! マジだぜ!?
 あともう一つ。進入禁止の赤いエリアに慣性つけて突っ込んじゃうとそのまま死ぬまで出られなくなる場合があるっていうのもなんとかしてほしかった。こちらは『うちの地元じゃそれノーカンNoCountだから死』って言ってました。ハメですよハメ。伝説的なパパがそんなゴキブリホイホイみたいなやられ方するわけないだろー!?

パパはさいつよなんだぞ。

 とまあいろいろ書きましたが、オススメなのには代わりありません。以前は「翻訳が残念すぎる」と言われていた本作、現在では有志によって違和感なくローカライズされましたので、始めるならむしろ今です。興味を持ったら君もメンタルイケメンなパパと一緒にワイヤーアームでガシャコンガシャコン! しよう!



Shita ni

プレイ時間:12時間

 SANABIのあとにこれの紹介とか、温度差が激しすぎて風邪ひくレベル。いやジャンルが違いますからね。かたや復讐に燃える熱い男の物語なら、こちらは不思議ワールド探索ウォーキングゲームですから。路線が全然違うんだぞ。
 というわけで『shita ni』は、いわゆる『ゆめにっき系』の探索ゲームです。不思議な空間を楽しんだりウロウロしたりしつつ、世界の不思議を暴いていく的なヤツ。ゆめにっき派生と言われる作品は世に多いですが、『shita ni』は派生作品として完成度が高くバグらしいバグもない、安心して意味不明な世界を楽しめる作品なんじゃないかなと思います。個人用としてレビュー&攻略記事も書いておいたので暇な人は見てみてね。↓

 なんだかツクール系のバグでゲームがフリーズしてしまう不具合もあるとか…うちの環境では再現性がなかったのでわからぬ…故に直し方もわからぬ…無念。



Cart Racer

 プレイ時間:1時間

 はい、お次はバカゲーです。みてみて~、プレイ時間。たった1時間しかやってないの。でもおすすめしちゃう。1時間で十分だし、むしろ1時間はしっかりハマれたので。
 どういうゲームかといえばとても単純。スーパーによくある買い物カートあるでしょ。あれにおっさんを乗せて坂道を走らせゴールまで行かせるだけ。障害物や段差にぶつかればもちろんオッサンは勢いよく吹っ飛びますし、どう見てもおっさんの命が助からないゾ♪ な目に遭ったりもしますがお構いなし。なんであれゴールにたどり着けば良いんです。最初はおっさんをカートに乗せることすら難しくて「なんだこのゲーム!?」ってなるかもしれませんが、次第に如何にしておっさんを華麗にふっとばすかにハマっていくことうけあいです。坂道とカートに全てを委ねろ。
 おっさんというだけでギャグ扱いしていいのは、日本も他所の国もあまり変わらないんですかね。あとこんな激安でいいんですかね。私、気になります。



古銭プッシャーフレンズ2

プレイ時間:2時間

 バカゲーの次は癒やしゲー。プレイ時間が短いと思うかもしれませんが、個人的には5分10分遊んでノスタルジックな気持ちに浸ってメンタルリセットして「よーし違うことやるぞー!」って気分転換するのに使ってました。なのでSteamくんは2時間って言ってますけど、起動回数で数えると結構な回数やってると思います。
 ゲームとしては名前の通りで、むかーしゲーセンでよく見かけた、コインを転がし入れて他のコインをスライドで押し出すやーつ。あれにゲーム性を付け加えたやつです。進めるうちに古銭発射口が増えたり、突然現れたボスに古銭をぶつけて退治したりと飽きさせない工夫が見て取れます。そんなゲーム性を抜きにしても、世代によっては「うわーなつかしー!」って感想を抱けるかもですね。全く知らない人もいるとは思いますが、それはそれでお酒を飲んでぼーっとコインが落ちるのを眺めてるだけでもまったり出来ますよ。好き。
 あ、なんか3が出たらしいです。なにがどう違うんだ…気になる…買ってしまうか…いやでも…



A Short Hike

プレイ時間:2時間

 こちらも癒やしゲーです。あれ、もしかして今まで潜在的に癒やしを求めていたのでは…?
 このゲームもプレイ時間が短いですが、結果的に短く終わっただけで中身は超濃密。そういう意味ではメンタルコスパこんな言葉ないが超いいです。
 内容としては、都会派ペンギン女子が携帯の電波も届かないほどの田舎島生活を経験しながら「ふーん、こういうのも悪くないじゃん」って思うようになっていく、いわば『ぼくのなつやすみ』インターナショナル版のような作り。釣りをして、ボートに乗って、高所から滑空する。いろんなところを探検して面白かわいい住人と触れ合いながら島の中心にある山を登っていく。最後には「よかったねぇ」ってほっこりな気持ちになること請け合い。お休みの日の昼下がりにまったり癒やされたい人、超おすすめです。
 黄金の羽根は全部取得しなくてもクリアできるよ。8つでいけたよ。でも全部集めると実績解除だよ。



FlipWitch - Forbidden Sex Hex

プレイ時間:10時間
最終IGT:7時間52分

 人間には3大欲求というものがあります。笑って? 癒やされたら? 次にくるのはなにか? そう性欲ですね。…おっと、否定してはいけないよ。そこのお前も、お前も、そして私もお前も、大気中の塵や埃から錬成されたものではないという自覚を持っていただきたい。生命の営みあってこその人類です。背を向ける必要はないんだ。いいね?
 と、突然ぶっこんでみましたが、正直なところあんまりエッチな気分でプレイしてませんでした。それくらいゲームとして完成度が高く集中して遊べていたので、セクシャルな気分になる暇がなかったというのが本音です。

 そんな『FlipWitch』は、魔女の弟子である主人公が♂と♀を気軽に切り替えながらエッチなことをしつつ世界を探索し、気がつくと平和を脅かす悪者を倒すことになっていくメトロイドヴァニアなゲーム。操作感や雰囲気から、MOMODORA』ドスケベEdition声に出して読みたい日本語みたいな感じです。でも内容は似ても似つかずとにかくエロスケベで、女の子モンスターを叩けば喘ぐし、人助けをすればSEXO!(←海外オタクの間で流行ってる表現たぶんスペイン語)当然モンスターにやられればSEXOセクソォ! といったメチャクチャわかりやすい展開のオンパレード。もっとも、敵を倒そうが自分がやられようが誰一人としてかわいそうな女の子は出てこないので「まあいいか…楽しければ良いんじゃない?」って気分でもありました。「当人が満足なら、いいことだ」ってドラちゃんも言ってたしね。そういうもんだぞ。

 正直なところ日本のエッチゲーってパワーが足らないと思うんですよ。えっちさには本気なのにゲーム部分はおまけみたいな風潮が未だに根強い気がするんですが、『FlipWitch』はその点ガチガチにしっかり作り込んであります。広いマップを探索し、エリアごとに置かれたアイテムを入手すれば行けなかったところを進めるようになる。SEXO! を重ねれば師匠がパワーアップしてくれるシステムなんですが、結構早期から「強くなるために消化しておくか…」みたいな気持ちになってました。それくらい攻略性が高く、かといって詰まることもなくサクサクとエンディングまで行けたのは「ゲームの作りがウマイんよ」と言わざるをえない。良ゲーです。

ドット絵もめっちゃキレイ。
しかし「みせられないよ!」なシーンが多すぎる…当然だけど。

 実況は無理っていうか家族の前では絶対にプレイできないゲームではありますが、「エッチなのはちょっと…」って忌避するのはもったいないくらい面白いので興味のある人はオススメです。プレイ時間を見てよ。なんだかんだで結構なボリュームだよ。あと個人的にSoundTrackを買っちゃうくらいBGMが好き。特に精霊街と天国が良き。

 リンクは貼らないので、気になる方は自己責任のもと、Steamで検索検索ぅ。


箱庭えくすぷろーらもあ

プレイ時間:12時間

 こちらもちょっとエッチなゲームですが、『FlipWitch』と違ってNintendo Switchで販売されてます。つまりyoutubeくんにBANされない程度の表現です。実況はできるけど家族の前で遊ぶのには勇気がいる程度のえっちさ。配慮が行き届いておりますね? っていうかそんな勇気いらないよ? 考え直せ? たった一つの誤判断が死ぬまで記憶に残る黒歴史になるんだぞ?

 で、どんなゲームかと言うと、ドット絵によるクォータービューなアクション探索ゲームです。特にストーリーらしいストーリーはなく、あちこちのダンジョンを攻略し強いアイテムを手に入れるハクスラ? ローグライク? な雰囲気。サクサクとした挙動はまったくストレスを感じないほど快適。プレイしていくうちにやたらとゲーム内実績が取得できますが、そうです、これはそういうゲームです。全実績取得を目指して武器を集めたりレベルを上げたりイベントをこなしてください。ちまちまコツコツ系が好きな人ならハマることうけあいです。
 ラストダンジョンの出現方法だけめっちゃわかりにくかったので記載しとくよ。実績を50%以上集め目で数えろて、ズブヌレタウンの町長から情報を聞いたランダムあと、マンダスアルボスの一番奥の家の人に話しかけるんだよ。わかった? よし! それじゃあ箱庭を楽しんでおいで!

 あ、こちらもBGMがいいんですよ。平均的なクオリティが高いと言うか、のんびりな世界観にあっているというか。好き。



NeverAwake

プレイ時間:7時間

 今ではゲームパッドにスティックが2つついてるのも珍しくない光景となりましたが、初代プレステくらいの頃は「なんぞこれー!?」って気持ちになったものです。そんな頃からゲームで遊んでいた私ですが、実は今日に至るまで、右スティックをガッツリ使ってるゲームをほっとんど遊んだことがないんですね。っていうかかなり少なくない? プログラム的には別に難しくないですが、採用してるところが少なすぎない? 『俺の料理』はいいゲームだったけど。

 というわけでこの『NeverAwake』は、左右のスティックを同時に使ってプレイするシューティングゲームです。プレイ感覚としては『フォゴットンロストワールド』や『ガンスパイク』に近いかも。インターネット老人会の人なら知ってるタイトルかもしれませんね。ロストワールド、Steamに移植してくれないかなー。面白いんよ。
 絵柄的に海外ゲーかと思ったんですけど、実は日本産。だからってわけじゃないんですが、「やっぱね」っていう気持ちもありまして、ものすごく丁寧な作りをしています。360度シューティングに無敵ダッシュまでついていますが、かといって簡単すぎず、難しすぎない難易度。やられてしまうほどに購入できるパワーアップアイテムが増えていく親切設計。逆をいうと、やられないかぎりあまりパワーアップしないのでコンプリート目的の人には困っちゃう作りかもしれませんが、世界観やプレイ感に浸りたいなら丁度いい難易度かな、と思ったりしてます。

この少女、嫌なものに対する解像度が高すぎる。
そりゃこんな印象だったら歯医者も嫌いになりますよ。

 難点はただ一つ。「目覚めない少女の夢の中で、悪夢と戦うなにか」を操って進んでいくストーリー展開なのですが、あちこちで見られる少女(の記憶)を好きになれるかどうか。ステージ3クリアのグローバル実績が50%を下回っているあたり、そこで諦めちゃった人が多いのか、積みゲーしてるだけなのか…個人的には少女の成長を見守るゲーだと思っているので、最後までプレイしてもらいたいところではあります。ラスボス手前あたりとか程よく難しくてやりごたえあるしね。…ライトな雰囲気なのにそんな難易度だからなのかな…?



GUILTY GEAR -STRIVE-

プレイ時間:240時間

 シーズンパスを全部購入してるくらい好きなんですけど、手癖でテキトーに勝ててるからいいやー、みたいなのを240時間も続けていたのはちょっともったいなかったかなって思ってます。それはそれで楽しいからいいんですけどね。せっかくなんだからもうちょっと詰めて遊ぶべきだったかなと今更ながらに後悔。現在のランク的なヤツは天上界を出たり入ったりするくらいですが、天上界定住くらいまでやっとくべきだった。

 今から格闘ゲームを始める、もしくは本腰入れてプレイするなら、断然『STREET FIGHTER6』をおすすめします。流行っていてプレイ人口も多いっていうのは正義。何より格闘ゲームの原点とも言える作品だしね。でも私はこっちが好きなんです。それがGUILTY GEAR -STRIVE-(以下GGST)。

イケメンからかわいい紙袋先生までいるよ。

 ゲームの方向性は実は単純で、とにかくガン攻め有利。今までのギルティギアシリーズと違い各キャラが持つ強みが明確化されていて、相手の隙にその強みをありったけぶち込むというシンプルな作りとなってます。そのため敵を理解し差し込ませない立ち回りが最重要となってくるのですが、ここにカウンターというシステムが組み合わさることで、1ミス=大ダメージという図式が出来上がる。結果、「3回カウンターもらっただけで死んだ」レベルの試合が頻出します。パーフェクト勝ち/敗けあっギルティギア!も別に珍しくないほどです。そういった部分が、おそらく好みの分かれるところであり、格闘ゲーム初心者にはおすすめできない理由かなとも思ってます。わけもわからずカウンターもらって1試合15秒くらいで終わったらゲームを楽しむどころじゃない。キャッチーで魅力的なキャラクターとは裏腹に、ゲームは超硬派すぎィ! もうちょっと加減してよねー! って気分です。
 私は度々「ブシドーブレードみたい」って思ってます。ほら、その昔スクエニから出たあれですよ、アレ。え、知らない? じゃあ知って? ようつべくんで見られるから。1回斬られたら敗けの伝説的な作品だよ。GGSTは3回もカウンターを貰える下を見て溜飲を下げるムーヴんだからまだ有情なんだよ。

せっかくかわいい男の娘もいるのにね。
初心者向けではないよね。

 そんなGGSTですが、慣れてくれば尖ったゲーム性も癖になる。激辛カレーが好きな人、近くにいませんか? これはそういうもんです。キャラクターデザインもこちらのほうが好きだしね。つかスト6のキャラデザ、世界的配慮をしすぎてる気がしてとっても好みじゃないんですが、もうちょっとなんとかならなかったん?



LIVE A LIVE

プレイ時間:一通りクリア

 HD-2D版を結構前に購入したんですけど、クリアしたのはつい最近でした。個人的には、死ぬ前にもう一度プレイしたいくらい好きなゲームにランクインしてます。
 7つの時代に7人の主人公がいて7本のドラマがある。最終的には7人が集結し巨悪に立ち向かうといった王道に王道を重ねつつ最後にひっくり返してくるような、とても印象に残るストーリーラインのゲームです。一番好きなのは原始編。一番好きな主人公はキューブ。一番好きな技は老狐の舞です。ご査収ください。
 このゲームもそうなんですけど、昔のスクエニゲースクウェアは一部、戦闘中の計算式がやたら複雑なものがありますよね。ロマサガくんがその筆頭だと思ってるんですが、LIVE A LIVEも割と負けず劣らずで、ライトな雰囲気で間口を広げつつバトルでときどき沼らせるような作りになってるような気がしてならないです。他ゲーの経験があまり生きないというべきか。そういうところも含めて好きなんですけどね。
 まだの人はぜひやって。ボイス付きになった心山拳老師で泣きそうになったから。っていうか泣いた。switchでも買えるけど今回はSteamゲー紹介なので、リンクもSteamくんの方を貼っとくね。



Satisfactory

プレイ時間:みたくない

 いわゆる箱庭シミュレーション的なゲーム。「でっかい機械に! パイプやベルトコンベアを繋げて! がっちゃんがっちゃんやるのって! カッコいいだろう!?」というちびっこの夢をこれでもかと叶えてくれます。工場地帯の夜景写真とか好きな人なら、そういうのも実現できちゃう。タイトル通り、Satisfaction満足感のあるFactory工場体験しましょ。

 主人公はFICSIT社に務める社員。ある日「資源を集めてこい」と未開の惑星に飛ばされ、鉄や銅を掘って様々な部品を作り、会社に納品しなければいけない職務社畜を背負います。人はあなただけ。相棒なんていない。慰めてくれるのはでっかい工業機械しかないんです。なので「俺にはこれしかないんだ! だからこれが一番なんだ!」とばかりにサティスでファクトリーしてください。うまくいかないときは現実逃避にバギーで爆走したり、「これだから弊社はよォ~ッ!」と愚痴ったり、「なんだこの仕様は! 聞いているのかねコーヒーステイン開発元くん! んん!?」などと言ったりしてください。

こちら、まだ頑張って『工場』を作っていたころ。

 このゲームの最大の惜しいポイントは、整地ができないどころか伐採できない木すらあるということ。未知の惑星パワーに企業科学が勝てないんでしょうね。そういうことにしておきます。…が、一番平らな面を作ろうとするなら空中に土台を並べるのが最適解となってしまうわけで、結局空中工場がいっぱいできることになっちゃうんですよ。地面なんてのは最終的に資源を抽出するためだけの存在でしかない。それはもうゴリラファクトリーなんよ。

こちら末期。
木が切れないならよォ~…木の上に床板広げるしかねえよなァ~ッ!?

 とはいえ、私のようにサティスでファクトリーすることにハマる人も少なくないと思うんですよね。なので興味があればぜひ。今はアーリーアクセスで若干お安いですが、2024/09/10に正式版になるらしいですよ? コーヒーステインくんがそう言ってるから間違いないね。



Noita

プレイ時間:かぞえたくない

 以前より遊んでるローグライクゲーです。主人公くんはひたすら地下に潜っていきつつ杖と魔法を組み合わせ、おもしろ魔法を作って最下層を目指すのが目的。ドット絵で描かれた世界は全部物理演算で表現されていて、爆弾を使えば地形を破壊できますし、液体は流れるものですし、電撃を水中に放てば誰だって感電します。
 死ぬ理由は何も敵やトラップだけではありません。自分の使う杖にはあれこれと魔法を入れ替えることができますが、自傷ダメージのあるものもちらほら。溶岩の魔法って、溶岩に入ったら人は溶けるんですよ。ギザギザ円盤発射魔法って、そんなのが壁に跳ね返ってきたら頭に刺さるんですよ。核爆弾? それもう魔法じゃなくね? 火耐性を持ってるのに焼け死んだ? 爆発と火は違うって? ha~?
 そんなわけで死にゲーです。慣れないうちはあっけなく死にまくるでしょうし、なんならデフォで死亡シーンをgifアニメで保存できる機能付き。つまりおもしろ死を目指すゲームだな! そういうことなんでしょう!?

魔法は左から順に発動するので、組み合わせ次第ではとんでもない火力が出ることも。
もちろん間違えればとんでもない自傷で死んだりも。
むしろ慣れないうちはそっちのほうが多い。

 それにしてもこのゲーム、とにかく世界が広すぎる。目的は地下に潜っていくことですが、地表どころか空にすら構造物があります。世界の謎もあります。しかもノーヒントなうえ、クリアするだけなら一切関係ありません。つまりメチャクチャ遊べちゃうってことなんだ。「普通の人は同じゲームを何十時間も遊ばない」ですって? 遊んでるやろがい!



終わりに

 以上、自分の「好き」をぶちまけたゲーム紹介でしたけどどうでしたか。今回も1万字を越えてますが、ここまで読んでくれてる人がいたら本当ありがとうございます。なんかこう、1つでもティンッときたものがあれば幸いです。
 正直どれもオススメなんですけど、個人的には『A Short Hike』がすこぶるオススメ。アレは誰にでもオススメしたい。ほんとに癒やされたので。でもどれが一番好きかと言われたら、うーん、どれだろう…っぱ看板にも使ってる『LIVE A LIVE』かなあ。思い出補正も入ってそうですが、昔楽しかった感覚がそのまま今でも楽しめる、ってのは大きいと思うんですよ。

 なにはともあれ、ゲームで遊ぶ一つの指針となれば幸いです。
 良きゲームライフを。

 はーい、9月号もできましたよ。
 こちらもめっちゃゲームレビュー。よかったら見てみてどうぞー。


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