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2018.9.21 19:00- 乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士 セーラームーン」 @TBS赤坂ACTシアター ※ネタバレ有

(こちらの記事は2018/9/22に私が「友達まで公開」にしていたFacebookに投稿したものを若干編集したものです)

西野七瀬さん、寂しくなりますが、これからもご活躍をお祈りしています。


…さて(笑)、昨日、「セラミュ」を観てきました。


夏の神宮の時にやたらと長いレポートを書いたことで、特に需要がなくても、他の人に見られることを想定して校正しながら思い出しながら記録することにより、その時感じた感情や出来事が自分の中に強く記憶されるということが分かったので、今回も特に誰にも求められていませんが、記録していこうと思います。
そもそもセラミュは歴史のある人気ミュージカルのようで、尚且つセーラームーンという作品自体が25周年ということで、今回は乃木坂46から選ばれしメンバーが5人ずつ、2チーム出演するという趣旨のものでした。
6月に公演があり、3ヶ月の充電期間?を経ての9月公演でした。
この日は「Team STAR」の出演する日となっており、
月野うさぎ→井上小百合
水野亜美→渡辺みり愛
火野レイ→寺田蘭世
木野まこと→梅澤美波
愛野美奈子→中田花奈
(敬称略)
という布陣でした( http://sailormoon-official.com/stage/nogizaka/cast_staff/ )。
もともとセーラームーン自体は世代ですので何となく知っていて多分リアルタイムで若干見たりもしてたかな〜…?くらいなので、細かい設定等はセラミュ前にちょっとWikiを見て少し頭に入れて向かいました。
以下、若干のネタバレもあるかも知れませんので、これから観られる予定のある方はご注意下さい。あと記憶が曖昧な部分もあるので、話半分で読んで下さい(笑)
まず、雨の降る中、会場前に着いたら入場待ちの列ができておりました。たまたま時間帯の関係とかタイミングの問題なのか分かりませんが、客層としては結構若い女性客もちらほらいるな〜と思いました。というか、本来のセラミュならばそういう方々を一応対象としてはいるはずなのですが(笑)
推しメンマフラータオル(推しメンの名前が書かれたタオル)を肩にかけた人などももちろん並んでいました。
「セーラームーンの列はこちらでーす」という、係員の情緒のない誘導に若干恥じらいながら手荷物検査を終え入場すると、物販がとても混んでいました。基本的に宣材写真を流用した類のものが多かったので、まあ絶対買わないだろう、と素通りし、会場内へ入り着席しました。席は二階席の前の方でした。開演の15分前くらいの入場だったので既にたくさんの人が入場しておりました。
辺りを見渡すと、先ほどの入場時に感じた客層とは全く異なり、50%が中高年男性、40%が20代前後の男性、残り10%が女性で、女性のうち15%は外国人、というような印象でした。通常の乃木坂46のコンサートよりはチケット価格も上がるしミュージカルという性質上、年齢層は高く、そして中でもとびきりディープな方々を呼び寄せるのかな、と思いました(笑)
明日は我が身…と心得て、これからは生きていきたいです(「明日は我が身」の使い方おかしい)。
セーラームーンは海外人気もあるようなので、外国人の方がいらっしゃるのも納得しました。思えば、夏の神宮では外国人風の方はほぼ見かけなかったなぁ…アジア圏で人気出そうなのはなんとなく分かりますが、それ以外の地域の方にはどうしたらささるのかな…というかそもそもそれを想定していないか、と一人で納得したりしました。
開演前はステージのスクリーン?に星空が投影されていました。
客席にはペンライトを持っている人なども確認できました。
前回の6月公演では、ペンライト・コール(推しメンの名前を叫ぶ等)禁止だったのですが、9月公演は解禁!というのも一つの目玉でした。まあ、目玉といっても私は内容をじっくり楽しみたい派(笑)なので、周りのオタクのうるさいコールとかは雑音でしかないので勘弁してほしいのですが(笑)
さて、開演となりました。
確か最初はセーラー戦士の5人が歌っているところから始まったと思います(初っ端から記憶が曖昧)。
最後まで観た今、振り返って分かるのですが、セーラームーンという作品は「運命」みたいなのが主題の一つになってるようで、この冒頭のシーンが前世?の回想だと理解できます。
すなわち、この物語は、悲劇の運命のループからの脱出モノのようなのです。今でこそ、そういう作りの作品は多いように思いますが、セーラームーンはそれらの先駆者的な存在でもあったのではないでしょうか。詳しくは知りませんが。
物語はそんなシリアスな回想、歌唱シーンから始まり、本編はまずは主人公 月野うさぎ役のさゆが目覚めるところから始まります。
皆様ご存知の通り、うさぎはいわゆるドジっ子的な憎めないキャラクターです。
何となくさゆはクールでちょっと毒がある感じのイメージだったのですがキャラクターを演じることに振り切れていて、実写になった違和感が全くなく、冒頭から物語に引き込まれました。
そして登校中?に、物語でセーラー戦士達をアシストするお助けキャラ的な存在である猫のルナが現れるのですが、当然本物の猫を使うわけにもいかないので、ミュージカル中ずっとぬいぐるみを黒子の方が動かしながらセリフも言っているのですが、この方のおかげでルナがかなりいきいきとしていると思いました。裏のMVPはこの人だと思います。
そんなこんなで日常系的なシーンが少し続き、最初のバトルシーンみたいなのがあります。なんか宝石店に敵がいてうさぎのクラスメートの母親とか客を敵にしちゃってる?という、実にしょうもない敵だったのですが、原作もそういえばこんなしょうもない敵が出てきてた気がする…と思い出しました。
この戦いの時に、さゆは初めてセーラームーンに変身します。そして、タキシード仮面が現れて、言われた通りに動いたらいつの間にか敵を倒してる、という感じでした。
ここまでで第1話にあたるような話が終わり、それ以降は新しい仲間のセーラー戦士が一人ずつ加わりその戦士達と共に、敵と戦う、の繰り返しがあと4回ほど続きます(笑)
みり愛→蘭世→梅ちゃん→かなりんという順番だったように思います。
新しい仲間と出会う→敵が出てくる→ルナに変身の方法を教えられ新しい仲間がセーラー戦士へと変身する→敵を倒す→仲間達の絆が強まる、この単純な繰り返しが続くんですが、なぜかそれだけで数回泣きました。
以前は今以上に本を読んだり、物語を味わうこともなかったですし、何かを見て感動することもあまりなかったのですが、最近歳のせいか人情的なものに触れるとすぐ感動して泣くことがあります(笑)
初森ベマーズの時もそうでしたが、最近、友情→成長系のベタな話に弱いんだと思います。
私がTeam STARで推してるのは蘭世と梅ちゃんだったので、二人について書きます。
まず二人とも声がすごくかっこよかった。
蘭世の演じる火野レイは霊感の強い巫女なのですが、蘭世はミステリアスな美人なのではまり役すぎました。あと、巫女の姿の時は見えなかったけど、セーラーマーズに変身した時に、袴?で隠れていた脚があらわになり、その美脚に思わず「たまらんぜ」と叫びそうになりました。明日で20歳になる蘭世のこれから沢山また世に出てくるであろうクマラビアが楽しみです。


梅ちゃんは、まこちゃん・セーラージュピターそのものでした。ジュピターのテーマソング?の最後の歌詞が「ヤキ入れてやるよ!」なのですが、実際、私にヤキ入れてほしかったです。梅ちゃんは背が高いためそんなにヒール高くなかったのですが、スタイル抜群でかっこよかった。
とはいえ、さゆの表現力・発声の仕方・安定感が段違いですごかった。これからどんどんすごい役者さんになっていくんだろうな…と感じました。「さゆにゃんこスター」のイメージだったので、いい意味で強烈に裏切られました。
そんなこんなで休憩時間となり、トイレに行こうとしたら物販が案外空いてたので、ちょっと寄ってみたら、絶対買わないなと思ってたのに前半で気持ちが昂りすぎてパンフレット、限定ペンライト、アクリルスタンドTeam STARの5人分、ショッパーを買っていました。完全に思うつぼ…
男性客が圧倒的に多いからかトイレが激混み、一部女子トイレを開放してるくらいだったのに、めちゃ並んでたので諦めて後半へ。
前半までで、あれ?全然ペンライトもコールもないな?と気づきました。どうやら本編終了後のスペシャルステージ?での話だったらしい。なので割とじっくり見られました。
後半は、セーラームーン(プリンセス・セレニティ)の前世での母親クイーン・セレニティとしてこと白石麻衣さんが友情出演(映像のみ)で出てきました。
まいやんが映像出演、それもクイーン・セレニティとして、というのをニュースサイトで初めて見たとき、超越した存在の役、それも映像のみの出演、という事実になぜか爆笑しましたが、やはりとにかく美しかった。
前半は仲間が増えてく感じのストーリーで、後半はタキシード仮面が敵の方に操られてしまったりとかそういうのがあったりしながらもそれまでの前世からの悲劇の運命のループを打破していく…という話でした。
セーラームーンとタキシード仮面のシーンが多かったのですが、再びセーラー戦士の他の4人が合流するときに、また泣きました(笑)
で、最後には劇中歌だったりムーンライト伝説を含むスペシャルステージがあり、そこでいよいよコール、ペンライトが解禁されました。私のセラミュ限定ペンライトは不良品なのか?途中で急に消えたりしましたが、とても楽しめました。
聞こえた限りでは\ジュピター/コールが一番聞こえました。割と最後のスペシャルステージでは観客は空気を読んでいたのか、役の名前でコールするというような複雑なオペレーションを要するからか、無秩序なガチ恋口上をする人などはほとんどおらず安心して楽しめました。
9月公演の初日ということで、キャストの皆様テンション高く迎えられていたようで、とてもよい公演でした。
Team MOONの、「やま」こと山下美月ちゃんのセーラームーンも観たかったですが、それはまた、何かの機会に…

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