面接まで行くことで結構見えてくる

「面談」と銘打って面接をする企業をどう思われるだろうか。

私は,この会社は”有休がとりやすい会社で~”みたいなことを宣ってはいても,実際とれない。
そんな会社なんだろうなという印象を受ける。

印象でしかないが,おそらく対外的な目線を気にしつつも選考を進めたい企業であるのだろう。
しかし,同時期に面接と銘打たれた面接をする企業もいれば,3/1まで面接をしない企業もある。
なんとも中途半端であり,潔さがない,そんな印象を受ける。



自由な社風をアピールしつつも,面接でスーツを指定する企業をどう感じるだろうか。

私は,たとえ実際「自由な社風」であっても,その本質的な目的が社員を働きやすくするところにあるのではなく,もっと形式的なところにあるのではないかという印象を受ける。

世の中には応募者が自分らしく話せることを意図し,わざわざその意図を伝えてまで「服装自由」と記載する企業も存在するのだ。
そういった企業と比較して「ん?」と思うのも,
”さもありなん”といったところではないだろうか。

もしかしたら,スーツをちゃんと着られるのかをチェックしているのかもしれない。(お母さん?)
また,もっと深く考えられた理由があるのかもしれない。
ただあんまり興味のある所ではない。
実際私服の方が上手く話せることを実感している。



就活のセオリー的質問を全く聞いてこない会社をどう思われるだろうか。

面白い。面白くないか?

それは最初に面接を受けた企業で,一次面接では「嘘をついたことはありますか☛深堀り質問」,「運のいいほうだと思いますか?☛深堀り質問」などの質問をされた。(この質問群自体は有名らしい)

当然私も,反社会的勢力「逆張リスト」の一員とはいえ,「志望動機や自己PR」のような質問の回答を考えてきてはいた。
結局聞かれなかったのだが。
一応志望動機に関しては最終面接で非常に緩い感じで聞かれた。

他の質問もあまり聞いたことのない質問で,ほぼその場で時間をもらいつつも回答していた。
それから数社の面接を受けて思うのだが,僕の強みとかに関しては伝えられた感じは確かにないものの,間違いなく僕は一番”素”で喋っていた。

当然だ,用意できるはずもない思考実験のような質問で,嘘をつきつつ前後の質問との整合性をとるなんて土台無理な話である。

そも,私は嘘をつける性格ではない。生粋のサムライだ。


何が言いたいかというととにかく面白かった。茶番感が全くなかった。




よく「人が良かったから」という入社理由を耳にするが,
「ギャンブラーすぎやしないか?」と思っている。
大企業であればあるほどサンプル数が信用に足らなくなってくるだろうと。

わからない,僕が社会で働いたことのない学生だから生み出される考えなのかもしれない。
ほんとは社風ってやつが僕が思っている以上に,人に対する影響力を持っていて,同じ方向性の人間が集まるようになっているのかもしれない。

もう一つの可能性として,前述の入社理由が就活生に入社理由を尋ねられて困ったときの,社会人の安牌的回答になっているだけということもありうる。


僕も研究室を教授で選んでいるから考え方は理解できるのだが,研究室選びのそれは実質上司選びであり,もはや別問題だ。

説明会に出ている人事等と面接官や現場の人の性格が異なるように見えることなんて往々にしてある。
そもそも学生に対する顔としての立場に,優秀層や特に人当たりのいい人を配置しない道理がない。






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