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鳥獣戯画 京都 高山寺展

2024年7月9日から9月1日まで北海道立近代美術館で鳥獣戯画 京都高山寺展が開催されています。
鳥獣戯画、北海道へ初上陸です。

3期通し券が前売りされるとの情報が流れた際、『通常は前後設定なのに今回は3期なのね』と思いましたが、その後の詳しい情報で、鳥獣戯画を全部見たいのであれば実質6期、加えて、前後期で一部展示品入れ替えありとなっていて『え?何回行ったら全部見られるの?』『週一!無理じゃ無い?』と思い、行く場合はリピーター割引を利用しようと前売券は3回期通し券ではなく、1回鑑賞用を買いました。
そして、高山寺典籍文書綜合調査団代表で高山寺責任役員の石塚北大名誉教授の基調講演の抽選に当たったのもあり、初日の7月3日に見に行ってきました。

北海道の展示って会場が狭い関係で工夫されていることご多いのですが、今回の展示もなるほど納得の展示の仕方でした。
1期は甲巻なのですが、まずは甲巻全体の精巧なレプリカを展示し、角を曲がったら本物の甲巻の前半半分が展示されていました。
本物が圧倒的に良いのですが、3期セット券を使ったらレプリカでは全巻見ることができるようになっていて、よく考えたなと感心しました。
鳥獣戯画の展示の仕方も、半巻とはいえ斜めにして一気に展示されていて、遠目からは全体像が見え、詳細はゆっくり見ることができて、とても見やすい展示のされかたでした。

過去、東京で展示された鳥獣戯画を見に行ったのですが、フラットに展示した画の上にガラスケースを被せていて、上から覗かないと鳥獣戯画が見えず、見えにくいために人の滞留時間が長くなり、超渋滞で前に進まない状況でした。
展示の仕方では、圧倒的に北海道の方が見やすく、気のせいかもしれませんが鳥獣戯画自体がパリッとしていて、東京の展示以降に修復されていているのかも?と思いました。

展示品では、獅子・狛犬が三対展示されていて、表情が可愛すぎて萌ました。(展示会の公式な推しは別の品w)
全部表情が違うのですが、真ん中の狛犬の表情が特に好き。
パンフレットの写真の向きではなく、正面からの表情が何とも良くって萌えまくりました。
是非とも少し腰を屈めて、正面から狛犬ちゃんの気の抜けた可愛い表情を見て欲しいと思います。

有名なウサギとカエルの相撲は1期(甲巻)の後半なので、東京で見た記憶はありますが(というか、コレしか記憶に無い😅)本物の相撲部分を見に行きたいと思っています。
加えて、少なくとも乙巻の後半の獅子・麒麟・龍は見たいと思っています。
レプリカは精巧なのですけど、やっぱり本物は良いんだよねぇ🥰

話は変わってグッズ販売。
北海道立近代美術館コラボのグッズが良いのです。買いです。
「(旭山動物園と思われる)ペンギンパレード」「ボーイズ・ビー・アンビシャス」「シャケクマ」etc…
アクスタも可愛いけれど、クッションはふかふかだし、シールやクリアファイルどれもとっても良かったです。
建物改修しなくちゃいけないから、近美必死だなって思いました(褒めてる)。
共通で販売されているグッズも良かったです。日本手ぬぐいのカラーバリエーションを変えて「春はあけぼの」「秋は夕暮れ」って名前付けていたの、何てタイムリーなって思いました。
春はあけぼの買いました😆
更に鳥獣戯画の描かれた缶に入ったクッキーは外せませんよね←断捨離中の人のセリフでは無いw

SNSで書きましたが、北海道オリジナルのクッションの見本を手に取りパフってした(サラサラで柔らかくて、触り心地良かったです)時に、隣にいた若い女性が「ぷっ。シャケクマって」って思わず口に出して笑っていて、その後に恥ずかしそうにしていました。『うんうん、分かるよ。思わず口にしちゃうよね』って心の中で同意していました。

鳥獣戯画も展示品もグッズも楽しい展示会。
行って良かったと満足の展示会でした。
(この後も行くけどw)


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