エスノメソドロジー・会話分析読書会

新しく読書会を立ち上げたので、お知らせをします。


以下の趣旨文を読んだ上で、ご自身の所属(専攻)や専門・関心などについて自己紹介していただける方はご参加ください。参加を希望される方は私のTwitterにDMをください。

趣旨

・エスノメソドロジー・会話分析、あるいはEM的概念分析(以下、これらを総称してEMCA)を専門とする(あるいはこれからそうしたい)院生・若手研究者が集まって一緒に勉強する会。
・EMCAが実際のところどのような資料にもとづき、どのような/どのように研究を遂行するのかといった研究プログラムについて、具体的な論文に即して考えていくことで、EMCAの思考法について理解を深めることを目的とする相互扶助の会。


開催概要

・オンライン(ビデオ・音声通話)で遠隔的に読書会を開催する。
・データセッションはおそらくしない。オフラインで開催する機会があればするかもしれない。
・月に1回程度。一度に数本の論文を読む。
・通話アプリZoomを使用する。
・登録参加者のみのクローズドなscrapboxで情報共有&議事録を残す。

どんな人に参加して欲しいか

・EMCAの独学が無理そうなので一緒に勉強をする相手が欲しい人
・自分自身の研究でEMCAの手法を用いるため勉強したい人
・ある程度はEMCAを知っているけれど、もっと色々な論文を読みたい人
→『ワードマップ エスノメソドロジー』あるいは『概念分析の社会学』を読んだことがある程度

どんな文献を読むのか

・基本的には、参加者の興味関心にそって具体的な経験的研究のモノグラフを読む(日本語or英語論文)
・教科書や入門書は読まない
・EMCAの「古典」も読まない(いずれは読んでもいいか?)


過去の記録

第1回
①秋谷直矩・平本毅,2019,「分野別研究動向(エスノメソドロジー)——エスノメソドロジー・会話分析研究の広がり——」『社会学評論』vol.70(1): 43-57.
②Lorenza Mondada, 2019, "Contemporary issues in conversation analysis: Embodiment and materiality, multimodality and multisensoriality in social interaction", Journal of Pragmatics, vol. 145, pp. 47-62.

第2回
①團康晃,2018,「話すこととのむことの相互行為分析―マルチアクティヴィティの観点から」『ソシオロゴス』(42),18-36.
②岡沢亮,2018,「法廷の相互行為における素人の対抗——ある映画製作者の応答技法について」『法社会学』(84),183-202.

研究活動、翻訳活動に対してご支援いただければ嬉しいです。