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かまいたち売れたなぁ!

『かまいたちが売れた理由』ってタイトルにしようと思ってたけど、書いてるうちに、ただ彼らのすごいところをだらだらと綴っていたので、このタイトルから始めます。自分の「かまいたち」の捉え方を論文くらいの文字数で語ってしまったnoteです。
「髪の毛の本数でも数えてみようかな」と思うくらい暇な方はよければ読んでみてください。

著しい番組表ジャック

最近、テレビつければ、「おる」くらいの、かまいたちという芸人。
ダウンタウンのあの番組でトークしてたり、ドッキリかけられてたり、くりぃむしちゅー上田MCのあの番組で赤い椅子に座ってたり、千鳥のあの番組でロケに行ってたり、なんなら2組でブタミントンやってたり、何回見てもき〇たまを掃除機で吸ってたり、ネタ番組に出てると思ったら今度はそのMCしていたり、雑誌のコーナーで見たと思ったら文芸の本棚にもサイン本が積まれていたり、そう言えば好きなアーティストが歌番組で歌い終わったあとにアフタートークをしていたのも彼らで、ついには朝の情報番組で今日の天気を伝えられたこともある。
近年の、お笑い第7世代といわれるタレント満載の若手達によるバラエティジャックに屈せず、確実なポジションを獲得し、テレビ出演を増やし続けるその6.5世代に、スポットを当ててみる。

新星ってわけでもない

これをブレイクと言わないのであれば、何をブレイクと言ったらいいのかわからないほど、ブレイク中のかまいたち。
しかし、売れずに泥を啜ってきた芸人などでよくあるどん底からの人生逆転というほどの跳ね上がりではない。かまいたちという芸人を2020年になってからテレビで見るまで、全く見たことも聞いたこともなかったという人は、少ないだろう。
それもそのはずである。
かまいたちのテレビ露出は、実は長い。彼らが上京してきたのは2018年で、東京に来て今年で3年になるが、デビュー2004年から拠点であった大阪でのテレビ出演は昔からあった。2007年の時点で冠特番を持っていたし、その翌年から当時のbaseよしもとという所属劇場のメンバーと「鉄筋base」や「炎上base」などのバラエティを持ち、スーパーマラドーナやモンスターエンジンなどの先輩もいる中、レギュラーメンバーとして出演をしていた。その中でも前に出て目玉企画に参加したり、MCをこなしていた。
だから、同期の中でも単独ライブを行うのは早かったし、まして、単独ライブのDVD化されるのも1番早かった。
そんな、劇場でトップを走るかまいたちは、すぐ売れっ子に…と思っていたが、なかなか伸び悩んだ。露出はあれど、なかなか「売れた!」といえるような状況にはなりにくく「まぁ出演増えてってるよなぁ」というのが続いた。
それが今や、本人たちもボケて「頭一つ抜けて売れました」とかなんとか言っているが、周りから見ても「売れすぎや!」と言われるくらいの、大ブレイクを果たした2人、その契機はなんだったのか。

M-12019というターニングポイント

振り返ってみれば、2019年の年の瀬、あの2人が大きなMの真ん中から綺麗なスーツを着てせり上がってきた時から、この話は始まっていた気がする。
2019年12月、M-1グランプリ、その年の最も面白い漫才師を決める大会の決勝戦が幕を開けた。昨年2018年の決勝戦では5位、一昨年2017年の決勝戦では4位という成績を残し、2019年その年、大会出場資格である結成15年、ラストイヤーとして決勝に進出した。実績と実力のあるかまいたちは、その年の最有力候補として名を馳せ、大会側が最も注目してるコンビが選ばれるというオープニングVTRの「俺たちが1番面白い」枠として山内の映像が流れ、大きな期待を背負っていたのは間違いないだろう。
その年のM-1は、決勝進出経験があったのはかまいたちと3年後輩にあたる見取り図のみ。実力者の意地と若手の台頭が大注目の大会となった。トップバッターがニューヨークから始まり、まさかの多くの人の本命であったかまいたちはその次の出番となり、松本人志に「もう来たか」と言われるほど早い出番となった。渾身のネタで爆笑をかっさらった後、出場者控え室がざわつくほどの高得点。一昨年「上手すぎて面白いと思えなかった」と酷評をした志らく師匠からも95点をもらい、胸を張って暫定BOXに座った。その後、前年まで3年連続準優勝だったかまいたちと同期の和牛が敗者復活戦を勝ち抜いてきた。
熱い戦いだった。
かまいたちは最終ラウンドまで残ったが、最後に紙吹雪が降り注いだのは後輩ミルクボーイの頭の上だった。彼らは史上最高得点での優勝を成し遂げ、日本中がコーンフレークの笑いに包まれた。
しかし。この時、この瞬間にはもう、彼らはブレイクの切符を掴んでいたんだろう。

M-1オタクのためちょっと長々と語りすぎたが、
ここが最も彼らのターニングポイントと言えると思う。

過去の掴み損ねたブレイク

今度は、2017年を振り返る。
彼らはM-1と同じく審査員席に松本人志のすわるキングオブコントの決勝に進み、見事優勝を掴み取った。そう、彼らは言わゆる漫才・コント二刀流の実力派である。2017年においてはキングオブコントで優勝した3ヶ月後にM-1の決勝に出ているわけで、その凄さたるや、語りつくせない。
そんなキングオブコント第10代目王者になったわけだが、テレビとしてのスポットを浴びたのは、これまたかまいたちではなかった。
それは彼らの隣で準優勝した、にゃんこスターであった。仲良しカップルで何かやりたいね〜と応募した本格賞レースで準優勝、しかもネタもシュールでインパクトがあり面白い。そりゃテレビには打って付けの人材であって、いじりがいしかないコンビの発掘であった。
当然、かまいたちの優勝は、霞んだ。
王者として呼ばれても、「にゃんこスターは凄かったねぇ。残念だったね、かまいたち…」「いやいや!僕らが優勝したんですよ!」というやり取りを幾度もやったはずだ。審査員だった松本に根強くいじってもらい、「濱家が嫌い」といういじられ方もされ、テレビの出演は増えたが、彼らもまた、その何年か前から続く賞レースで2位が売れるジンクスにハマっていたのかもしれない。それが2年後に自分たちに跳ね返ってくるとは知らず。
歴代王者のバイきんぐやコロコロチキチキペッパーズのような賞レースブレイクを掴めなかったキングオブコント王者は、その後まだまだ闘志を燃やしつづけ、その限界まで賞レースに挑んでくれた。

いざ力を見せつけた時;優勝者の影武者

2019年のM-1をもう一度思い浮かべて欲しい。
きっと各局でも本命であったかまいたちは、事前ブッキングを最もされているコンビであったと思う。(*優勝者が決まると直ぐにスケジュールの取り合いになってしまうため、事前にその後の収録で出演してもらうためにファイナリストの中から本命や結果を残しそうな組を選んで仮にスケジュールを抑えておく。)ほとんどの人が名前を知らなかったミルクボーイが優勝した後、彼らは多くの番組に呼ばれた。優勝ブレイクを果たした。
しかし、その収録には、かまいたちも共演することが多かったと思う。
ミルクボーイのネタをカバーしてやってみせたり、松本人志の1票をいじられたり、バラエティではその5分10分の尺でも彼らは大いにかまいたちの良さをプレゼンできていたのだ。
ミルクボーイは大会の前日まで劇場の若手のイベントで変わった企画に参加しているような、まさに漫才で優勝シンデレラストーリーを描いたわけだが、平場となると経験がものを言うようで、共演の多かった2組で、バラエティのトークで手数を打てたのはかまいたちの方だった。「余談ですけど」の一芸はその一例であり、今やそのタイトルで冠番組を持ち、ミルクボーイをゲストに余談を使ってトークをしていた。
デビューしたての頃からbaseよしもと、5upよしもとで常に劇場メンバーのTopを張っていたかまいたちは劇場やライブのMCを務めていることが多かった。回しやトーク力、観客視聴者への見せ方はそこで培われいたはずだ。

芸人としての多様な「力」

そもそも、テレビに多く出演できるタレントの大前提として、認知度、好感度、清潔感、見た目、発言の面白さ、キャラクターの強さ、頭の良さ、など、何十角形もの審査項目があって、そのバランスを多く取れて、初めてカメラを向けてもらえる。ここからは、そこを大前提とした2人の力に付随した能力を見ていく。
まず、目をつけておきたいところは、ここ。
かまいたちより前に賞レース優勝をきっかけとせずに実力だけで東京ブレイクを果たした先輩芸人がいる。大阪芸人の東京先駆者とも言われる千鳥のことである。現在女子高生人気No.1と言われるほど、バラエティの顔の千鳥は、かまいたちの5年先輩にあたる。
そんな千鳥が大阪の若手の劇場baseよしもとを卒業し、M-1出場をきっかけに東京に上京してから、兄さん2人が大阪で持っていたロケのほとんどをかまいたちが引き継いだ。ポスト千鳥などと言われているのは、今に始まったことではなく、大阪の時から彼らは、紆余曲折した後に東京のテレビ局に大阪芸人の旗を立てる千鳥の背中を追っていた。そこでスタジオを満足させるロケの力も、もちろんついただろう。


また、お互いへの信頼度が、とても強く思える。
アメトークでの「俺には山内がいる」の発言じゃないが、濱家の「山内は面白い」という確信は、2人の関係性の大きな基盤になっている。実際コンビを組んだきっかけも、ネタをしてる山内を見た濱家が面白い思って誘ったという。初めは同期らに「(山内は)やめとけ」と言われた山内を、信じ続けて横に置いてきたから今がある。
濱家は相当なゲラで、おそらく、彼の一番のツボが山内なのだろう。
Youtubeのコント撮影や演技の必要な場面で濱家のゲラのせいで撮影が進まないといったシーンをたくさん見てきたが、逆に、バラエティでは濱家のゲラは山内を助けていると感じることが多い。山内が奇抜なボケをして、ほんの一瞬周囲が「ん?笑っていいのかな?」という時に、顔にシワを満遍なくつけて膝を上げて笑ってるところがカメラに映ると、「今山内が変なことしたんだ」と自然と笑えてくるメカニズムに何度も巻き込まれた。
山内ももちろん遠慮せずどんどん笑いを取っていくスタイルだからこそ、それを処理してくれる人が必要であるが、がんがん好きにボケていられるのは、その信頼を濱家におけているということである。
年々濱家は山内への振りが上手くなっていて、山内はリアクション系は濱家が面白いからと濱家に振る回数が増えた。コンビ同士でお互いの強みを理解し、それを面白いと信じ、振りをつくり、前に押し出せるというのは、平場にはとてもポジティブな才能である。Youtube内でお互いの点数を90点以上で評価しているのは、その信頼関係があるからだと思う。
まぁこれは言うまでもないのだが、もちろん、賞レースで実績を残せるほどの、強いネタがある。
かまいたちといえば、もともとコントのイメージが強い。山内の持つ絶妙な気持ち悪さ(褒めています)と顔面力を使った強いキャラクターが、濱家をビビらせ困惑させ振り回していく。
漫才でいうと、変化を遂げすぎていて一言には言い難いが、初めキャラ漫才を確立させ、それで若手として劇場やTVに顔を出し始めたが、M-1という大会とともに、彼らの漫才はより2人の人間味を生かした、狂気を纏った、でもどこか筋の通ってるような、かまいたちの思考迷路にいつの間にか迷い込んでしまっているような、そんなネタを作り上げていった。漫才では、山内の狂った暴論に、客を味方につけた濱家が反論すると、だんだんとその立場が曲がっていって、客を振り回した後、ゾーンに入った山内に押し負けてしまう。

山内がボケで、濱家がツッコミ。

濱家は訳の分からない山内の論に、客の「いけいけ!濱家合ってるぞ!」という後ろ盾を持って攻撃していく。一般とずれた話を淡々とする山内とそれを聞く観客の間にあるステージという境界線を濱家が繋ぐ。そんな濱家を、世の中にいるたくさんのツッコミの中に大きく振り分けた時、話の軸を作って先導していくようなツッコミを「強いツッコミ」というのであれば、ボケに振り回されていく濱家は「弱いツッコミ」になる。そこが山内の狂気っぷりに加えてまた面白い。
しかし、コントになるとそんなハッキリとした役割は消える。2016年キングオブコント決勝で披露した『監禁』のネタ、2017年同大会で優勝した年に披露した『ウェットスーツ』。
どちらもツッコミといえる役割をしていたのは濱家ではなかった。むしろ、濱家の方が現実にいるわけのない頭のおかしな役柄を演じた。
なぜ山内にボケをやらせなかったのか。濱家をツッコミにしなかったのか。
きっと彼らの答えは単純で、「そっちの方が面白かったから」。
人間味を生かした緻密なネタ、キャラクターと声質の良さ、ダブルタスクのこなせる技量…漫才をやるにもコントをやるにも、充分な能力を2人が持ち合わせている。
そして、先日、ダウンタウンやオール阪神・巨人など名だたる漫才師が歴代受賞者に名を連ねる上方漫才大賞に第56回大賞受賞者として名を刻んだ。

当然の結果であると思った。それほど彼らのネタの実力は誰から見ても確実なものである。

その実力は、自分たちの中で留まらせず、下へと引き継ぐこともしている。
近年、山内は若手の賞レースの審査員席に名札が置かれるようになり、新たに台頭してくる若手のジャッジ、育成を行っている。のちにM-1グランプリの審査員席にも座ることになるのではないかと言う声をちらほら聞くほど、審査の腕は正確である。コンビでもNSCの特別講師をして、いかにして自分が面白いと思うものを表現するか、どのように戦略的に賞レースを掴み取っていくかのメソッドを後輩たちに伝えている。今後かまいたちに影響された若手芸人が出てくるのも楽しみである。

かまいたち最大の魅力

そして、自分が思うかまいたちの最大の魅力は、先輩力同期力後輩力の強さだと思っている。
順番は前後するが、まず後輩力というのは、先輩との繋がりの多さ、目上の先輩との関わり方の上手さであると思う。大阪時代にお世話になった先輩がこちらに来ていたり、キングオブコントで上京してきてから共演してきた先輩との関わりが多くあり、また、絶妙なエピソードを持ち合わせていることだ。若手の頃からかまいたちは尖りまくっていて、先輩にもメンチを切るほど尖っていた。千鳥やとろサーモン、銀シャリや笑い飯といった売れた先輩から過去の話が出てくるのは、テレビの素材が多くなる。

近年、いわゆる「人を傷つけないお笑い」は、時代に沿ったお笑いとして視聴者に向けて人気であるが、実際ダウンタウン世代としてお笑い界を目指して入った今の中堅に君臨する先輩芸人たちは、やはり人を傷つけてなんぼなお笑いが心のどこかで好きだ。新しく出てくる後輩を先輩がコテンパンにしたり、逆に後輩が「俺たちの時代だ!」と言わんばかりに割り込んで、先輩に無茶振りしたり、そんなドリフターズから続くような昔からのお笑いが好きで、今までそれをやってきたこともわかる。
しかし、最近の若手で、ガンガン行くような子は減り、「ゆとり世代」「さとり世代」を生き抜いてきた若手には、目上の人にもズカズカと突っ込んで行けるような勇気とガッツを持った芸人は稀である。
それを山内は絶妙にこなしていると言える。
バラエティとなるとどんな無茶ぶりにも答え、どんなに先輩にでも平気な顔して無茶振りを強いれる力は、先輩芸人たちからは好かれる能力だと思う。テレビとしても数少ない人材だからこそ、使いやすくなる。


そして、同じく先輩力としても、劇場でTOPだった時代は相当怖かったという2人。山内は話さないし、濱家は元ヤンですぐキレるという、それでもって劇場メンバーでMCを務める立ち位置なのは後輩にとっては、怖すぎる先輩である。それでも賞レースでの実力やネタの面白さは周囲からも認知されていて、一目置かれる存在であったのには間違いない。
ただ、そんな雰囲気であったら、当時は絶対にいじることなんてできなかった2人が、東京に来て、がらっと変わり、負け顔と泣き顔を習得し、一気にいじりやすくなった。
ここでいじれるネタを持ってこない後輩はいないと信じたい。特に、濱家が長く可愛がっていた見取り図リリーはかまいたちと同じく近年のM-1で結果を残し、テレビ露出も増えたため、共演することも多くなってきたが、昔の暴露話は尽きない。
このような先輩後輩の縦と繋がりで支え合って磨き合っていけるのが、芸人のいいところだなとつくづく思う。

そして、なにより同期力
かまいたちは大阪NSC26期生。
なんか聞いたことあるフレーズ、と思うのも、26期生の宝庫っぷりが甚だしいからである。
劇場やメディアで早くから売れていた天竺鼠と藤崎マーケット、この2組は若手の頃から共に過ごしユニットライブも組んで冠番組も持っていた。藤崎マーケットはラララライ体操で一躍名を馳せ、天竺鼠はアートや気合パワー芸で各々活躍している。また賞レースでブレイクした和牛やアキナ、第7世代に滑り込んだアインシュタインなどの人気コンビもまた彼らの同期であり、同じ劇場で切磋琢磨を続けてきた。東京の同期も合わせたら、早くから活躍していたハリセンボンやしずる、ピン芸人でも、BKBや守谷日和といった、名が列なるかまいたちの同期は、みな、仲が良く、そして、向上心に溢れているため、仲間そしてライバルとしては最高の人々が、彼らのバックには立っている。それはきっと、彼らの芸人としての活力であったりモチベーションであったり、原動力や核となる部分で無意識的に作用しているから、彼らはいつまでもハングリー精神でいられるのだと感じる。

進化し続けるかまいたち

彼らがずっと目指してきた優勝は、掴めずに若手の賞レース人生を終えたものの、彼らの顔は清々しいようにも見えた。
彼らに未練がないだろうと確信した瞬間は、「Youtube開設」を発表した時。
ついこの間、芸人の中でも1,2を争う大きな大会側終わって、そのすぐ後にもう既に新たなステージを見つけて目指している2人は、凛々しかった。そして、そのエネルギーとガッツを見た。いつまでも新しいことに挑戦し続ける芸人を、「面白い」と思わずにはいられない。

そんな人間は自分だけじゃなかったようで、そんなお笑いに対して、愚直で、貪欲で、「俺たちまだまだお笑いやってきますから!」という姿勢は、多くのテレビマンに刺さったのだと思う。「彼らと仕事をしたい」と思った人が、その時そんな人達がいたから、今の番組表が構成されているのだと思う。
彼らの面白さが、テレビの中で最大限に活かせるような番組を長く続けていってほしい。そして、先輩方から認められ、同期の良きライバルとなり、後輩からは目標とされるような、そんな芸人になってほしい、いて欲しいと、彼らの1つの基盤となるファンの1人として、思う。

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