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夏なのにリンゴが食える!しかも美味いという話

金持ち白井サモエドです。
今回の記事は金持ち日記。

7月なのにスーパーでリンゴが売っている怪

今年の1月~4月は「たべるんごのうた」のブームもあり、人生で一番リンゴを食べた年だったと思う。

5月。
「もう美味いリンゴは食べられないな…。また冬に会おうね」別れを告げた。

6月。
まだリンゴがある。横にはバナナ。リンゴ、お前冬の果物だろ…。4個490円だったのが590円になって高騰してる確かにある。「6月のリンゴなんて多分美味しくないだろう」と思い購入を見送った。

7月。
まだある。桃、スイカ、メロン、パイナップル…、夏の主役達が続々と集結する。でもリンゴはまだいる。夏色の果物コーナーで異彩を放っている。

なんなのお前…
お前と棚に並ぶの息苦しいよ…

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井上雄彦 著『スラムダンク』

夏の果物達のそんな声が聞こえた気がした。
僕は一袋カゴに入れてレジに並んだ。

夏のリンゴ実食

翌朝実食。サイコロ状に切ってグラノーラを一緒に食べる。
美味い!!アレ!?美味いぞ!??
甘味は全盛期よりは流石に薄いけど、一番大事な歯ざわりが良い!!

ガツガツとかっこみ、半分残していたリンゴをかじる!!
やはり美味い!シャッキリポンッと、舌の上で踊るわ!!!

冬のリンゴが100点だとしたら、夏のリンゴは80点くらいか。それでも十分心を満たしてくれる。

「こんな季節に何故こんな美味いリンゴが…?」
その理由は人間の科学力にあった。

CA冷蔵という魔法

CA貯蔵。その内容については「りんご大学」の記事を引用する。りんご大学って何なの…?

※りんご大学はりんごに関する色々なことを楽しく学ぶことができるバーチャル大学です(サイトより)

ますますわからん…。

りんごは収穫後でも実はまだ生きており、私たちと同じように空気中の酸素を必要とし呼吸します。呼吸をすることにより、エネルギーを消費し、味や鮮度が失われてしまうのですが、そこで「CA貯蔵」です。
CA貯蔵(Controlled Atmosphere:空気調整)は、酸素(空気の1/10)・二酸化炭素・窒素・温度・湿度を調整し、鮮度よく長期の貯蔵を可能とする方法です。りんごの呼吸を最低限まで抑えます。

つまり、
・リンゴは呼吸する
・呼吸の度にエネルギー消費し、味や鮮度が落ちる
・特殊な貯蔵庫で呼吸を限界まで抑えて、鮮度を保つ
という保存方法によって美味しいリンゴが供給されていた!

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井上雄彦 著『スラムダンク』

「息苦しい」どころじゃない!!
ほぼ呼吸してないじゃん!!!!

CA貯蔵と長期貯蔵に適したリンゴ「ふじ」のおかげで、1年を通して美味しいリンゴを食べられるようになったらしい。
つまりリンゴ農家と技術者の努力、リンゴとサマーフルーツ達の息苦しさの上に僕たちは立っているんだなぁ。僕は、ソレはとても素敵なことだなぁと思いました。

疑問も解けたので、明日からもおいしいりんごをたべるんご!こいつはりんごろう。んご!!

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