私にとっての"文章を書く"ということ
村上春樹さんのエッセイを読んだ。
そこに、今の自分にひどく刺さった文があった。
考えてみれば、とくに自己表現なんてしなくたって人は普通に、当たり前に生きていけます。しかし、にもかかわらず、あなたは何かを表現したいと願う。そういう「にもかかわらず」という自然な文脈の中で、僕らは意外に自分の本来の姿を目にするのかもしれません。
(村上春樹「職業としての小説家」p102)
文章を書けなくて悩む夜がある。しかし、本来自己表現なんかしなくたって良いはずなのだ。それなのになぜ、自