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恐るべきChat-GPT。論文執筆で完全に依存状態

大学教員も2年目の夏休みを迎えました。昨年は夏休みの間、休んでいいものなのか、大学に出勤するべきなのか悩んで、結局ほとんど休まずに毎日出勤しては、何か本を読んだりしていました。しかし、今年はだいぶ勝手がわかったので、出張を入れたり、論文書いたりしています。

その論文ですが、大学教員1年目はさすがに講義の準備でてんてこ舞いで、学術雑誌に投稿するレベルの論文は書けず、博士課程入学から継続していた1年に1本は学術誌に掲載されるというのが途切れた年でした。そこで、今年は1本は掲載されるのを目指すべく去った2月~3月の春休みに集中して執筆投稿しました。その結果が8月にやってきました。もちろん「要修正」です。しかし、その修正の内容が多岐にわたっており、かつ修正期間が1ヵ月もないという状況。

まさかこんな状態になるとは想定していなかったので、8月はいっぱいいっぱいに出張や家族旅行を入れていました(汗)。ということで、修正に使える日数は正味4日程度。やばい。今思い出してもつらいつらい、博士論文の修正を思い起こさせるタイトさです。いっそのことあきらめて紀要に。。。と思ったのです、せっかくなのでただいま絶賛修正中です(note書いている暇ないやろ!)

その修正ですが、今まで理解できないこと、内容については1から論文を調べたり、また修正後の文章がおかしくないか何度も読みなおしたりと、修正は手間がかかっていまし。。た。これまでは。

今は、これらすべてChat-GPTでスムーズに、かつ迅速に解決が可能になりました。例えば、根拠とする引用が足りないと指摘された部分については、

「〇〇の内容について指摘している適切な論文を教えて」とGPTに聞くと、「〇〇の論文で・・・・としています」と即教えてくれます。そして「その論文をAPAの引用文体にして」というと、すぐに引用文献に挿入できる形で返してくれます。

とか、修正した文章をGPTにコピペして「もう少しわかりやすく修正して」というと、より分かりやすい文章に修正してくれます。

さらに、「統計分析結果で、〇〇という結果と○○という結果がでたけど、この結果を解釈するのに基準となる数値とその根拠となる論文を教えて」とすると、基準となる数値と根拠となる論文(引用できる)を教えてくれます。

最終的には「〇〇の結果がでたけど、論文形式で記述してみて」というと、文章も作ってくれます。(もちろんそのままは使いませんよ!)

と、まるで、超優秀な助手がいる感じで、わからなくなったら即GPTに相談しています。ほぼほぼ回答は返してくれますし、気に入らない回答だったら「他の案は?」と入れると、嫌な顔一つせず代案をいくつか出してくれます。私のPCのサブ画面は常にGPTを起動しています。(もちろんGPTが出した結果の真偽は確認して使っています)

正直、ここまでGPTに頼って論文を書いていると、もうGPT抜きで執筆することは考えられません。博士課程の時にGPTがあったら、3年で修了できていたかも・・・というほどです。GPTを知らないあるいは使っていない人からすると、反則技みたいなものです。


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