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世界で13番目に生活費が高い東京に住むアラフォー主婦はやりくりが大変

生活費が最も高い都市はどこ?という世界50か国のランキングが
発表されています。


トップテンを見てみましょう


1位 ケイマン諸島 グランドケイマン
2位 スイス チューリッヒ
3位 イギリス ロンドン
4位 スイス ジュネーヴ
5位 アメリカ ニューヨークシティ
6位 アメリカ サンフランシスコ
7位 アメリカ ワシントンDC
8位 香港 
9位 ノルウェー オスロ
10位 シンガポール


あらっ。日本はベストテンに入っていませんね。
トップテンの上位に入るかと思いましたが、
実際は13番目で東京でした。

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イギリスのある会社がデーターに基づいてこのような
ランキングを作ったそうです。


生活費とは以下の6のグループから算出している。

1.食費
2.家賃
3.衣服
4.交通費
5.健康
6.娯楽

余りなじみのないケイマン諸島 どんな国?

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その国は租税回避地で有名な国でもある。
イギリス領地のカリブ海にある国です。


あの有名なコロンブスがエリサべス女王のバックアップを得て
新大陸発見した場所でもある。
そこにはアメリカワニがたくさん生息していたので
現地人から『ケイマナス』後に『ケイマン』と呼ばれるようになった。


そのケイマンは税金がかからないのです。
そのケイマンを有名にしたのはオリンパスやエンロンの巨額損失隠し事件!


どうしてそんなことが起きたのかというと
ケイマン諸島ではそこで事業をしない会社であれば
法人税など払わなくていいという法律があるのです。

小さな島国だからそこの出した国策。
自国で作っているメーカーはなく観光に頼っているので
非課税にして外国からの資金を通流させたほうが国益が潤う。

その国策は節税目的で外資系会社が集まるようになり、
全世界に1万以上の支店をもつイギリス銀行のHSBCを筆頭に
570以上の銀行や430以上の保険会社がケイマン諸島にある。

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要するにお金持ちな国なんですね。
カリブの島々の中では比較的に治安が良く、
世界のダイバー愛好者が集まることで有名なので
行ってみたい国でもありますね。

ケイマン諸島から見える生活費の高い国・都市の傾向

ケイマン諸島はとても小さな国であることが分かりましたね。
トップテンに見る共通点がいくつかあります。


イギリス、香港、シンガポールはそれぞれ小さな国です。
特に、香港とシンガポールは自国で作られているメーカーはありません。
そしてすべてがイギリスに関わっています。


香港とシンガポールはイギリスの植民地でした。
イギリスの植民地だったことにより法制度が良く似ており、
法人税率について香港が16.5%、シンガポールが17%。
資源になるようなものもありません。

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香港もシンガポールも多国籍企業が地域統括拠点として、
香港は金融関係、シンガポールは商社が多くなっています。


私が香港で仕事関係で3年間通っていた時
ケイマン諸島にもあるHSBCが所々ありました。
それに対抗して向かいには日本の老舗そごうがあります。

日本ではそごうは経営破綻してしまいましたが、
香港では高級デパートとして君臨しています。
待ち合わせ場所もそのそごうのロゴマークが目印になって有名です。

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シンガポールは「世界でも最もビジネス環境が優れている国」の
ランキングで毎年上位に挙がっています。
そこに約37,000多国籍企業社が存在しています。

シンガポールの国の大きさから考えるとかなりの数字ですよね。

香港もシンガポールもアジアのハブとしての役割を果たしている。
そして、多言語出来る人が多く、グローバル人事しやすい。

香港とシンガポールはケイマン諸島同様に沢山の外資金を
保有してるということですね。

アメリカの3大都市に全て住んだことがある

私がボンビー学生だった時期にそのランキングに載っている
3大都市に全て住んだことがあります。

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ワシントンDCは大学時代、サンフランシスコは大学院時代。
でも、生活費が高いと感じたことが無い。
むしろ、物価は日本の方が高く感じた。

住み方の問題かもしれませんね。
ボンビー学生ですから、ルームシェアしていました。
1LDKで10万円だとしても、部屋の広さが広いので
2人でシェアすると5万円では安く感じます。

日本の1LDKで2人でシエアするのはちょっと
狭い感じするし、それで10万するのは高いですね。

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サンフランシスコに住んでいた時は
バードという私鉄を使って大学に通っていたのですが
JRなみに結構高かったですね。

ただ、健康保険は日本とは違って保障されていません。
例えば、風邪をひいたので病院へ行きます。
日本なら保険がきくので1000円以下で済みます。
薬代と診察料を含めてもそれくらいです。

しかし、アメリカでは1000円で済みません。
診察された後にすぐ支払うのではなく、
後に請求書が来て支払うシステムになってます。

アメリカの医療システムが複雑なのか
医者の診察代、施設利用代と2つ支払わなければならない。
そして、別途薬代がかかる。

日本に比べて馬鹿に高く、手続きの煩わしさで
二度と行きたくありませんでした。
余程ない限り、日本に一時帰国するついでに
日本でまとめてみてもらうようにしていました。

それぞれの場所で生きる知恵を

トップテンを見ますと 生活格差が大きい所ばかりです。
金持ちと貧乏の極端がはっきり見られます。

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しかし、日本はそうでもありません。
日本の経済は中流階層であり、アメリカからは
「世界で最も成功した社会主義国」だと皮肉を浴びるほどでした。

トップテンと違う点は経済格差が小さい国なので
中流層がとても分厚く、経済に対しては皆に平等の形で
中流社会が成立していました。
それは終身雇用・年功序列賃金が安全神話を作ったのです。


それはバブル時期の1990年代初めまでです。

そのバブリーな時代とバブル崩壊のどちらも知る私。

そして今『終身雇用制・年功序列賃金の雇用慣行』が崩壊し、
『正規雇用者と非正規雇用者の所得格差』が格差社会を進めている。
正規雇用よりもバイトやパートや派遣社員の方が圧倒的に多い現状。


大企業利益の増加志向が増えており、
利益の多くは株主に還元され、従業員の給与が全く伸びていません。
いくら働けども給料が増えないワーキングプアが増えています。

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潤っているのは会社と役員報酬と配当金。
社員を考えず、会社の利益しか考えていないのです。

その結果この10年で、ワーキングプアの年収200万円以下が218万人増え、
潤っている年収2000万以上が22.1万人増えています。
これってどんどん格差社会になってきています。

雇用という形にずっと頼っていると
ワーキングプアから抜け出せない。
今の若い人で成功しているのは皆事業している。


今や副業しないと、これまでの生活水準を保てません。
自分に誇りを持てません。

私はそんなに悲願していません。
ボンビー学生で生活費の高い都市に住み、
アラフォー主婦で世界で13番目に高い東京に住んでいる。

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生活水準を下げず 楽しくワクワクした毎日を過ごしています。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪