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Kind of job for dog/ 犬の仕事の種類

Breeder ブリーダー

ブリーダーとは「犬の繁殖家」のこと。 通常は何種類も手がけるのではなく,一つの犬類に絞って交配を繰り返し,いい犬を作出するというスタイルをとっているブリーダーが多いようです。

目的はあくまで「犬類の向上と発展を目指して,優秀な子犬を作り出す」

Handler ハンドラー

ドッグショーでは犬の毛並みやスタイル、歩き方などが審査の対象になります。また毛並みやスタイルについては、いかにスタンダードに近いかが重要なポイントになります。こうした審査基準を踏まえて、犬を寄り美しく見せる為のハンドリング技術を駆使していくのがハンドラーの仕事といえる。

大事なのはその犬類のスタンダードをしっかり頭に叩き込んでおく事。スタンダードを理解していなければ,欠点を過小に見せ、長所を最大限に生かして、犬を走らせたり,ポーズを取らせたりするハンドリングが出来ないからです。

Hearing Dog Trainer 聴導犬訓練士

さまざまな音を聴覚障害者に知らせる訓練を受けた犬が聴導犬です。 人に知らせる必要のある音を聞いたとき,素早く主人にかけより,軽く引っかくなどの動作で教え,音を出しているところまで誘導します。目覚ましやドアホンなどの日常的な音から、危険と思われる音まで聞き分け,時には聴覚障害者の生命も守ります。

おすわり,待て,伏せなどの服従訓練を終えた犬は部屋で実際に「音を知らせる」という訓練に入ります。生活音を録音したテープを流し,音が聞こえたら人に知らせるという作業が繰り返し行われ、犬が覚えるまで辛抱強く,何回も訓練が実施される。

こうして聴導犬としての基礎を覚えた犬は、次に主人となる聴覚障害者と一緒に訓練に入ります。いわば主人となる人との歩調合せの段階です。そして最後が聴覚障害者の家での実施訓練。これには訓練士も同行します。

聴導犬として訓練された犬は、全国でもまだ20頭以下。(サミーが最新の16号として認定された。2001年12月25日)普及がなかなか進まないし,聴導犬1頭にかかる費用が70万円から80万円で、希望者の自己負担や募金に頼るざるを得ないといった状況。【2001年に書いたものなので今は変化しております。最新の情報はこちら⇒ 身体障害者補助犬

残念ながら今の日本では聴導犬訓練士という資格自体が確立されていない。アメリカやイギリスへ行けばその資格がもらえる。

私に関った人。
サミーとの出会いはある新聞の子犬売り出しの見出しから。TTYというタイプ式電話で問い合わせてみたところ,実際に会って話しがしたいという事で言われた場所へ出向かった。その場所はHaywardにある大学内で行われていたドッグショー。生まれて初めて見るドッグショー,いろいろな種類の犬に興奮したゆんみ。指定の場所へ行ってその人を探す事になった。その人はハンドラーだった。ハスキーとベルジアングロネンダ―ルを専門にしていた。犬が大人しくきれいに歩いているのを見て感心した。そこまで教育が出来るのだな。人間に限らず動物もちゃんとした躾,教育をすれば出来るものです。犬だからとか言って最低限の躾をしない飼い主はその犬よりも最低!と思えてきた。

そのハンドラーがブリーダーを兼ねているかと思ったら違った。ブリーダーはその人ではなかった。ブリーダーはハンドラーにブリーダーの犬をドッグショーで実積を作るよう依頼していた。言わば,ブリーダーは脚本家、ハンドラーは演出家のような関係です。

そして、アメリカにいたときは個人的に私が聴導犬の訓練士のアメリカ友人にきいたノウハウを実践してサミーを指導してきた。事情により日本へ帰国したら,埼玉のオールドッグセンターで訓練士に全面的にサミーを預けて指導してもらう事になった。そして晴れてサミーは2001年12月25日,日本では16号目の聴導犬の誕生!

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪