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美しいものに触れていたい

美しいものはなんだろうと考えた。

夕焼けは、時期によっては空全体がピンクに染まる。
海の青さは、深ければ深いほど潜在意識の中に入り込んでいくかのよう。
オーロラは、電気と空気の粒同士が当たって夜空にカーテンを引く。
花は、花びらの色や丸みが愛らしい。
動物は、人の心を読み癒される。

目に見えるものだけではない。
純粋な心、強い向上心、唯一無二の表現、優しい内面。

毎日、何か一つでも美しいものに触れていたい。
そうすることで自分の心や内面が穏やかになる。
地に足が付く感覚。
自分が自分になる感覚。

この美しいと思ったものを絵に描く。
だんだん自分がやりたいことに近づいている。
美しいものを表現したい。
美しいものを伝えたい。



私が書いた『輝ける方法』に
ところどころ自分のエピソードを盛り込んでいる。

両親は共働きで、私は学校が終わると家で一人母の帰りを待っていた。
その時、絵を描いて待っていたのだ。ずっとひたすらサンリオキャラクターを模写していた。
目や口の位置が少しでも違うと間抜けな顔になる。この頃にそんな微細なところやバランスまで解って描いていた。

私はようやく気がついた。

中学1年の時、美術の先生に絵を褒められた。
そして3年生の進路相談で美術系の学校を勧められていた。
どうしてあの時、高校選びを真剣に考えていなかったのだろう…

40年近く経った今でも悔やまれて仕方がないが、それを言ったところで過去が戻せるはずもない。

今こそ、描こうと思う。
文章と絵。
私には、この2つの武器がある。

20代の頃に描いていた絵


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