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モリゼミオープンレクvol.1 デンマーク

初回のオープンレクは、私がテーマにしているデンマーク。ゼミなのでチームで学んでいて、先週は、チームミーティングも開催。
デンマークの教育がテーマで、ゼミでは、個々で課題図書を読み解くのだが、私の課題図書は、デンマークの幸福研究所が教える「幸せ」の定義、こちらは読了。もう一冊が、世界一幸福な国デンマークの暮らし方、こちらはまだ途中だが、どちらも「幸福」についての本だ。なんでどちらも「幸福」の本にしたかって?だってデンマークは、「世界一幸福な国」だよ。選ぶしかないでしょう!と言うのは言い過ぎだけど、やっぱりこのキーワードは気になった。で、読み始めると、幸福研究所だけあって、幸福に関する様々な知見が科学的にまとめられていて、実に興味深い。そして、幸福度の高さの半分は、遺伝子で決まる。経済的に豊かなほうが幸福度は高い。など、時に残酷な事実を突きつけてくる(笑)

話をオープンレクに戻すが、いつもながら、森さんのプレゼンは、分かりやすくて、キレイ。そして、この日はなんだか熱い!流石3年で5回も訪れた国について話すだけはある。

ゼミからひと月たったが、課題図書で精一杯で、デンマークという国のことは、殆ど頭に入っていなかったこともあり、へー。ほー。ほ~っ!と唸りながら聴講。デンマークの地勢、産業(風力発電、創薬、農業)、私は、もともと環境屋だったが、デンマークにそんな古くから風力発電の歴史があったとは知らなかったし、ましてやメディコンバレーのことなんかまったく。。。さらに歴史的背景と教育の関係、流れるように進む。これだけは覚えておいて!と言われた、教育の父「グルントヴィ」と教育の母「クリステン・コル」。
ナポレオン戦争をはじめとする2度の戦争でデンマークは疲弊し、そこから立ち直るために、教育の父と母が立ち上がった。その教育は、対話を重視し、学内平等、地域とのつながりを重視し、万人が指導者になれる。国力の源である農民を対象にしたフォルケホイスコーレとして国内に広がり、現在に続く。
そう、現在に続いているのだ。

日本にも藩校や寺子屋といった教育機関は江戸期からはじまり、明治の学校に続いた。藩校などでは対話は重視されていただろうし、論語や大学など人の生き方についても学び、学びの場も全国に広がっていた。だが、今の日本はどうだろう。

それと、もう一つ疑問が、デンマークは幸福の国だが、その幸福に関する教育を学校に取り入れ始めたのは、この10年以内、つい最近のことのようだ。政策にも取り込むケースもあるようだが、昔からではなさそうだ。政治・政策と幸福の関係。これも、整理していかないといけなさそうだ。

知識不足の中、どうやって整理しゴールにたどり着くか?ゼミのみなさんよろしくお頼みします(笑)


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