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私の知っているビルゲイツ、その7

ある年、ビルゲイツが日本に訪問した時のこと、黒塗りのハイヤーではなくマイクロバスで移動しながら社内の人間と移動中にユックリ話をしたり、時には食事をしたりするのがビルゲイツ流です。ある日、とある会議に出席するために品川のプリンスホテル・タワーに車は進入していきました。 今回は、スタッフの移動を含めて2台のマイクロバスを使っていたのだけど、ホテルの駐車場に入った瞬間に何百人もの女性たちに取り囲まれてしまってマイクロバスは前に進むことができません。 一体何が起きたんだと廻りを見渡すといつのまにか同じ形のマイクロバスが5台になったいるではないですか? 走ってきた女性たちはバスの窓をガンガン叩くは顔を突き出してバスの中を覗くは、大変な騒ぎに..警備員に誘導されて到着した入口は、どうやら私たちの会議をする場所とは違うようです。 窓の外からもう3台のマイクロバスをながめると、そこから「バック・ストリート・ボーイズ」のメンバーの姿が降りるのが見えました..女性たちお目当ては、ビルゲイツではなくて、この人たちだったのね、とようやく理解できました。 細い道でなんとかUターンをして本来の入口へ進行するバスにめがけて、また女性たちが走ってきます。社内は一瞬緊張が走り、同行していたガードマンさんは、結構顔が引きつっていましたけれど

そこで社内の会話、私:「ビルも日本では人気あるけれど、ちょっと変だと思ったんだよね、バック・ストリート・ボーイズだってさ」と、ビルゲイツ:「確かに、僕らがターゲットとしているユーザー層とは違うなぁ、と思ったんだよね」と社内は大笑い。 「でも、こういうユーザーにキャーキャー言われるようなプロダクツつくらなきゃな」と言うビルの気持ちは本心、それとも冗談

では、ふるかわでした

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