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朝ドラ受け

突然ですが、「受け」と対になる言葉は何でしょうか?

違う!そう!「送り」です。
朝ドラには「朝ドラ受け」「朝ドラ送り」というものが存在します。

朝ドラ受け
読み方:あさドラうけ

NHK総合テレビが平日朝に放送している「連続テレビ小説」の直後の情報番組「あさイチ」において、直前の「連続テレビ小説」の内容に関連したコメントをする、という半ば恒例のアクションを指す俗な呼び名。「あさイチ」が生放送番組であることを活かし、臨機応変な対応で両番組を連動させる効果を生んでいる。

実用日本語表現辞典 weblio

朝ドラ送り
読み方:あさドラおくり

NHKの朝のニュース番組「NHKニュースおはよう日本」で、連続テレビ小説の感想を語ること

Google生成AI参照

今では、朝ドラ送りの部分だけを切り取ってまとめたりしているそうです。


「受けの対は」と聞いといて何ですが、今日話すのは「受け」の話。

朝ドラ視聴者からすればもはや定番となった「受け」
私はあまちゃんから定番化したと思ってます。
あまちゃん大好きの延長で言ってるのだと思ってください。

この「受け」、記事冒頭の引用ではあさイチのみの言及でしたが、8:15〜のあさイチだけではなく、もう一つ、13:00〜のニュースの冒頭も含まれます。
13:00から15分間のニュースの冒頭です。もちろんNHKの。

あさイチみたいな、生放送かつ視聴者からメールが届くような番組だったらわかる。
原稿があるニュースで「受け」ってどういうこと?


おっしゃるとおり。
あさイチでは「リアスのナポリタン美味しそ〜」とか、ドラマを受け取って“視聴者の代弁”をする、それに共感できる、そういった魅力がある真っ当な「受け」がされています。しかも観た直後。一語一句決まった進行ではないからこそ為せる「受け」です。

一方でニュースには「受け」の隙間なんて一切ない。イレギュラーで認められるのは速報だけ。ニュースの場での「受け」はレギュラーにはなれない、万年ベンチみたいなものです。


じゃあ何を「受け」と言っているのか。
それは、アナウンサーの表情です。

「一時になりました」


もっと言うと、

モニターを見て画面が切り替わったことに気づくところから「一時になりました」までの数秒間を指します。


その表情、声色に潜んだ「朝ドラを観た直後の反応」を読み取り、あれやこれや言うのが「朝ドラ受け」のうちの「昼の受け」です。

正直、かなりマニアック。
よほど好きじゃないとそこまで見ないし、気にならない。
ですが私はマニアック側の人間なので、「昼の受け」を見れる日には見ていました。

中でも印象に残っているのが高瀬耕造アナで、とても表情豊かというか…

ある日は、

絶対ニヤけてる。
笑いこらえてる。
耐えた!よく耐えた!


またある日は、

今日、テンション暗くない?
でもそういう表情になるよね。
わかる。


と思っていました。


…こう言ってる私も、ぶっちゃけ幻影程度にしか覚えてないんですが、でも「この人もあまちゃん好きなんだ!」と思って、ウィキペディアで「高瀬耕造」と調べて、12月26日のカレンダーに「高瀬耕造アナ 誕生日」って書いて。
12月26日にはクリスマスの余韻を残しながら「そうか、高瀬アナ誕生日か…おめでとう‥」と心の中でひそかに祝っていました。

ただ高瀬アナ、いつかの朝ドラ特番に「朝ドラファン感謝祭」の法被着て出ていたり、今の朝ドラ(ブギウギ)のナレーションを務めていたり、着実に朝ドラ仕事が増えている気がしています。

朝ドラ仕事に繋がっているのもかつての「受け」があったから。
「受け」と「送り」が定番になったのも高瀬アナが切り開いたから。
都合の良い解釈かもしれませんが。

なんにせよ「高瀬アナに歴史あり」ですね。


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