また、同じ夢を見ている。 小さな背丈の私が、うんと背伸びをしてドアノブに手をかける。 扉の奥は、見たことのない不思議なかたまりがいっぱい。壁には工具類が整理整頓されている。 奥で作業している人物がこちらに気づく。お父さんだ。 私は小さな歩幅でお父さんの元へ歩みよる。そういえば、色んなものが置いてあって危ないから、入ってはだめだよと言われてたっけ。 顔につけた安全ゴーグルを額に上げて、お父さんが私の胴を抱えて抱っこしてくれる。大きな手と、薄汚れた作業着。無精ひげの生え