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テレフォン人生相談 発達障害に関連する悩み

突然ですが、ラジオ番組の「テレフォン人生相談」をご存知でしょうか。
1965年よりニッポン放送 (北海道はTBS系のHBCラジオ) で平日と土曜日の昼11時ごろに放送されている、超・長寿番組です。

その名の通り、リスナーからの悩み相談を電話で、各界の専門家がアドバイスする、という単純明快な番組です。

過日、5月16日の放送となりますが、その日、たまたまラジオをザッピングしていたところ、発達障害についての話題が聞こえてきたので、かいつまんで紹介します。
(5月中にnoteに書こうと思って放置していたのは内緒)

相談内容 (かなり端折っています)

51歳女性。
質問内容: 発達障害について

この方、15年ほど前に人とは違うと感じることが多く病院で、何か問題はないか相談しに行ったそうですが、発達障害ではないと診断されていたようです。
ただ、発達障害ではないと診断された自分と実際の自分自身の行動と乖離があることや、職場関係でどうもうまくいかないため、診断があった後も悩み続けていたそうです。

テレフォン人生相談の医師の回答者は、15年も前だと発達障害に対する理解が医師の間でも乏しかったことを反省しつつ、今後は「手帳」を取得して、自分自身が働きやすい職業や職場の間口を広めたらどうかという回答でした。

また、番組のパーソナリティの方からは「自然」を相手にする職業を選んでも良いのではないか。と励ましもありました。

この相談者さんに対する回答としてはこの内容で良かったのではないかと思います。
「発達障害」という言葉や、自分自身と他人との乖離に苦しんでいたのであれば、これ以上に救われる回答はないでしょう。

メリット・デメリットを考える

しかしながら、私は、話を受け取る人よってはメリット・デメリットを考えたほうが良いのではないかと考えました。

ラジオで精神科医の先生が提案した手帳の取得とは、障害者手帳の一種である「精神障害者保健福祉手帳」ことを指していると思います。
こちらの手帳が交付されると、以下のメリットが得られるようです。

全国一律に行われているサービス

公共料金等の割引
NHK受信料の減免
税金の控除・減免

所得税、住民税の控除
相続税の控除
自動車税・自動車取得税の軽減(手帳1級の方)
その他

生活福祉資金の貸付
手帳所持者を事業者が雇用した際の、障害者雇用率へのカウント
障害者職場適応訓練の実施

https://kokoro.ncnp.go.jp/support_certificate.php

反面、賃貸契約の際に障害者手帳を持っていることがアドバンテージになることもあります。
私も賃貸を契約する際、実際に障害者手帳を所有していないか確認されたことがあります。
障害者手帳は所有していないのですが、もし所有していると貸主のリスクになるため審査で落ちる可能性が高いとのことでした。

また、働いている会社に報告が必要な場合も生じるかもしれません。
会社側で助成金などの関係で「障害者の枠」を確保する必要があることも考えられます。

ほかにも私が知らないところで、デメリットが表面化することがあるかもしれません。
もちろん返納することでデメリットはなくなるのですが、しっかりとメリット・デメリットを見極めた上で判断をすることが良いのではないかと感じました。

皆さんは、この「障害者手帳を取得する」ということに対してどんなご意見をお持ちでしょうか?
もしコメントをいただけますと、参考にさせていただきたいです。

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