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日本未公開サメ映画③「Dam Sharks」の感想レビュー

こんにちは!「サメ映画を義務教育にする会」の会長、鮫サメ子ででございます🦈🦈

今回は、「Dam Sharks」について語りたいと思います。

この作品も、日本未公開。そのせいか、Filmarksにも登録されていない幻の作品なんです。だからこそ、私がレビューを書くのが運命だと思っています🦈🦈

Dam Sharks:サメのダム建設

さて、「Dam Sharks」。タイトルからして、サメがダムを作る話なんですね。驚くべきことに、ダムの材料は人間の死体なんです…。これまで見てきたサメ映画の中でも、これはかなり悪趣味な一本です。死体でダムを作るというだけで、被害者の数も尋常じゃない。そして、バラバラにされているというのも、ちょっとグロテスクでした。しかし、全体的にコメディタッチで描かれているので、それほど観ていて苦痛になるわけではありませんでした。

監督はコンデリック兄弟。彼らは「Jurassic Galaxy」や「Snake Outta Compton」などの作品を手掛けているそうです。低予算ゾンビ映画界のニューヒーロー、彼らの名前は覚えておいて損はないでしょう。私は知らなかったけどね。

ストーリーは、2つの視点から描かれます。一つは、森林警備隊員のケイトが川の水位調査中に人間の死体でできたダムを発見。地元の猟師カールと協力してダム破壊に挑むという視点。

ケイトとカール

もう一つは、ハイテク企業Horizon Techのリトリート中の社員たち。リトリートとは、仕事や日常のストレスから離れるための旅行やイベントで、自然に囲まれた静かな場所で行われることが多いです。この2つの視点が交互に登場するので、テンポが良く、コメディタッチなので楽しめます。ただ、死体が大量に登場するので、みんなで楽しんで観られるかと言われると、ちょっと疑問ですね。

Horizon Techの社員たち
彼らももちろんサメの餌食になります🦈
サメのスーパージャンプは必見!

サメ映画にありがちなのは、他のサメ映画へのオマージュがちりばめられていることです。例えば、Horizon Techの社員ステラはアーチェリーの名人。彼女がサメに矢を放つときのセリフ、「Smile, you son of a bitch!」(笑え、クソ野郎!)は、「ジョーズ」でブロディ署長がサメに向かってライフルを撃つ際の名ゼリフですね。

また、話している最中に後ろから突然サメに食べられるシーンは、「ディープ・ブルー」のサミュエル・L・ジャクソンがそうなったことで有名です。今回も、このパターンが何度も登場しました🦈

そして、一番気になるのは「なぜサメが人間でダムを作るのか?」という理由ですが、実は明らかにされていません(笑)大嵐でサメが魚が豊富な川に紛れ込んで、その魚を他に逃さないためにダムでせき止めるという説明がありますが、なぜ人間を使うのかは謎のままです…

私が一番気に入ったキャラは、Horizon Techの筋肉バカ社員、ケニーです。彼は頭はちょっと弱いけれど、根はイイ奴で、筋肉を鍛えることに人一倍情熱を燃やしています。何と言っても、彼が一人だけボートを漕がされた時、「三角筋に効くよ」と言われると喜んでやっている姿が、何とも愛らしいんですよ(笑)

筋肉バカのケニー

今作の個人的な評価は、C級映画といったところでしょうか。コメディタッチな部分は、「サマー・シャーク・アタック」や「ゴースト・シャーク」に似ていて、悪趣味な部分もギャグと割り切れば楽しめる作品です。

ぜひ、日本でも早く見れるようになることを願っています!

それでは皆様シャークと共にあれ(May the Shark be with you)🦈🦈


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