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出張、上京、惨敗

ウキウキして書いた2つ前のnote。
その結果報告であります。

予定していた出張・研修は無事終え、
その後に予定されていた懇親会も角が立たないように
やんわりとお断りし

さぁ、ここからが
「THE WORLD(オレだけの時間だぜ)」

予約していた定宿にチェックインし、
丹念に髪を洗い、体を洗い、新品のパンツを履き、その時を待ちました。

そして
「時は来た!それだけだ」
いよいよ、大魔境新宿に眠る真正双子葉類バラ類真正バラ類I に属する
植物名を冠する痴的好奇心を満たす秘密スポットにお邪魔する。
なにも知らぬGoogle Mapに誘導されるがまま、歩くaround
通り過ぎるKでPOPなネオン、楽しそうに声を上げる若者たち、
異文化の食文化の香りと、コスメの香りを通過し、
いざ立ちはだかるグリーンの壁(扉)
この壁の中では、酒池肉林、汁で汁を洗うような享楽が繰り広げられているかと思うと、思わず足もすくむ。私にとって、この扉はまさにウォールラフレシア。
正直、何度かいったりきたりしました。
意を決して扉を開けるとそこは、…受付。
色っぽくも優しいおネエさまに入場料を支払い、着替え。
この日は大盛況で、ロッカーは満杯。ジッパー付きの袋に入れて荷物を預ける形でありました。
よって、そそくさと受付横で脱衣する我。

そしていざ戦闘の地へ!
おっとその前に、タオルをお借りしてシャワー。ここに来るまでの汗を流す。エチケット&エチケット。
準備万端たん。そして周りを見渡すと、大盛況。なんだけど、純男割合が高い。むむむぅ。こういうものなのかな。
そして女装子さん、ニューハーフさんもいるけど、ソロの方は見受けられない感じ。タッグを組んでいるところに、ソロで突入して戦果を挙げる、って相当の武功がないと厳しいのではないか、と早速尻込み。この場における尻込みって違う意味にも取られそうだけど。
こちとら赤兎馬(筋肉)も青龍偃月刀(イケメン)もない。これは参った。

ソファーに座って一服、もできないくらいだったので、壁にもたれかかるしかない。プレイしている方の邪魔になってもいけないだろうし。
仕方ないので、人間観察するしかなかった、純男の。場慣れしている常連さん、タッグを組んでいる常連さん、そして同じくソロだろうと思われる方々。この人たちは、一緒に狩りをするパーティーでもあり、ライバルでもある。
いまいち、こういった場での所作になれず、時間だけが過ぎていく。途中、可愛いニューハーフさんもこられたけど、タッグチームが囲い込んでお話できなかった。残念。こういうとき、無邪気に「いーれーてっ」と言って会話に混ざればいいのか、正解がわからぬ。誰か教えてほしい。
コミュ力の化け物になりたい。

しばらくいたけど、「今日はダメだな」と思い退店。
「今日はダメだな」なんて言い訳してるけど、そんな頻繁に来れるわけじゃないし、仕方ないなとわかっていながら、どこかイマイチ割り切れないよ
先を思うと不安になるから 今日のところは寝るしかないね
涙目だし
いや、泣いてないし
今日はこのまま寝るなんてできない!
こんな機会はそうそう無いのだ。

ということで、前々からX(旧Twitter)で気になっていたお店に行くことにしました。
そこは飲み屋さん、Bar。あわよくばそこで意気投合して…という下心があったことは否めない。だって、公式HPに「純男さんが好きな女装さんやMtFさんが安心して楽しめる落ち着いた深海Barです」ってあるもの。

そして到着。宝箱に擬態したモンスターに喰われる覚悟でインターホンを押し入店。
あれ、思ったより落ち着いている。確かに公式HPには「落ち着いた深海Bar」とあるけれども。
どうやら、この日はほかの場所でもいろんなイベントやっていて、人が分散してしまっていたみたい。残念。
店員さんは優しくシステムを教えてくれたり、話を振ってくれたりと楽しいひと時をすごせました。途中、テキーラ金魚の嵐に遭いましたが、避難して、その場にいた女装子さんと話をすることもできました。
明け方5時から新たなイベントが発生するようなことを聞きました。正直参加したかったですが、残念ながら、帰らなくてはなりません。帰りの新幹線の時間もあるし。後ろ髪をひかれる思いで退店。

まだ暗い新宿の朝を、本懐を果たせず、とぼとぼと肩を落として定宿に帰りました。

誰か俺のイきり勃つ愚息を慰めてはくれませぬか。

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