見出し画像

新生『スクーデリア・アルファタウリ』エンジン始動

今年からチーム名を一新『スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ』として
F1に参戦する、旧トロロッソ。
2020年シーズンに搭載するHONDAエンジン『RA620H』音を公開しました。

動画
https://motorsport.tv/embed/D13WPqo8-alphatauri-engine-fires-for-the-first?autoplay

14日の新車発表に向けて、トロロッソとアルファタウリについて、書き留めておきたいと思います。

1、レッドブルを強くするために生まれたトロロッソ
2005年、レッドブルがイギリスのジャガー・レーシングを買収してドリンクブランドとして初のF1チームを保有して、選手権に参戦。
同年、イタリアのチームであるミナルディを買収2006年からF1に参戦したのがトロロッソ。
チーム名称はレッドブル(=赤い牛)をイタリア語にしたトロ(=牛)、ロッソ=(赤)が由来でレッドブルを強くするためのセカンドチームとして、若手ドライバー育成や技術テストを行うための完全なサブチーム。
誰もが知る、F1チャンピオン現フェラーリのセバスチャン・ベッテルもイタリアGPで初めて勝利してレッドブルへの昇格を決め、レッドブルで4度のチャンピオンに輝いた。
現レッドブルのエースドライバー、マックス・フェルスタッペンもトロロッソでの活躍で昇格していますよね。

画像2



2、誤算?
複数のチームが同じマシンを使えないので、レッドブル・テクノロジーという別会社がマシンを開発して、両チームにノウハウを譲るという手法をとっていたのだけど、これが規制されてしまった。役割を果たせなくなってしまったチームは何度か売却話も出たけれどリーマンショックで売却話はとん挫。いまに至っています。

画像3

当初はレッドブルとトロロッソの見分けがつかなかった。。。

3、近年の大活躍
ご存知の通り、マクラーレンとのタッグを組んでF1に復活。散々な結果に苦しんでいたHONDA。
そして、天才(鬼才?)エイドリアン・ニューウェイがデザインするマシンで4年連続チャンピオンに輝いたものの今のパワーユニットに代わってからはエンジンの非力さ、不安定、信頼性に嘆いていたレッドブル。
2018年、セカンドチームのトロロッソがHONDAのエンジンを搭載。
データをレッドブル本体と共有しながら開発に活かした貢献は、まさにこの日のために存在しなのではないかと思うほど。
そして昨年2019シーズンはレッドブル・トロロッソそろってHONDAエンジンを搭載しレッドブルは、メルセデス、フェラーリに次ぐ選手権3位を獲得。
トロロッソは2006年からの最高順位タイの6位を獲得するに至ったんですよね。

画像4

画像5

4、そして一つの役割が終わり、新しい役割へ
2006年からトロロッソとして、イタリアにおけるレッドブルブランドの浸透。そして全世界においてレッドブルブランド浸透の役割を果たしたトロロッソ。
2020年は新たな役割として、レッドブルが立ち上げたアパレルブランドである「アルファタウリ」のグローバルでの浸透を担うべく、トロロッソとしての役割を終えました。
とはいえ、今年のマシンは昨年のレッドブルのマシンを引き継いだ形でHONDAの最新エンジンを搭載。中盤チームのトップを目指すことになります。

画像6

5、「アルファタウリ」ってブランドはどんなブランドなの?
おそらく、日本でアルファタウリというアパレルブランドを認知している人は50人もいないんじゃないでしょうか?おそらく世界でも、同じようなポジションだと思います。
オフィシャルサイトがあったので覗いてみました。

イメージはこんな感じ。

画像1

公式サイト https://alphatauri.com/en-jp/
名称はおうし座の恒星『アルデバラン(学名:α Tauri アルファ・タウリ)』

物凄いハイブランドというわけではないですが。いい値段します。
F1チームのイメージを使いながら、どうブランドを構築していくのか。
そちらは仕事上も興味があります。

14日の新車発表を楽しみに。

=お楽しみいただけましたか?=
お楽しみいただけましたら是非フォローお願いします。
サポート機能でサポートいただけるとテンション上がります

SNSもやっているのでぜひフォローしてくださいね!
Twitter:@sameal3104
INSTAGRAM: @satoshiabe

よろしければサポートお願いします。 サポートはF1や自動車に関する取材等に使わせていただきます