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【2月1週】キャンプ時事ニュースまとめと解説

すっかりこのニュースまとめもご無沙汰になってしまっています(苦笑)
実際世の中は、キャンプの話などしている場合ではなかったわけで、現在も緊急事態宣言のなか、多くの方が不安の中にいる最中です。そんなこともありしばらく休止していたのですが、少し先に希望が見えてきた今、春になってキャンプへまた出かけていける、そう信じて近々のキャンプ、アウトドア一般として世間に発信されたニュースをちょっと斜め読みしてみましょう。

ゴールドウイン10〜12月期で8.6%増収 アウトドア2ケタ成長

密をさけられるレジャーとしてキャンプが人気を集めたことに加えて、大手スポーツ量販店やショッピングセンターがアウトドア関連の売り場を相次いで拡張したことが追い風になった。リモートワークの広がりでアウトドアブランドを普段着や室内着として選ぶ人も増えた。

アウトドア関係、ひとり勝ち。今はそうともいえそうです。アパレル全体、いや大手アパレルは不況どころか大不況。何をやってもうまくいかない中、アウトドアブームにしっかり乗れたゴールドウインだけが別次元の決算をたたき出しました。
ラグビーもあるので、アウトドアブームに乗れた、というは少々失礼だったかもしれませんが、ある意味ではそのアンテナを持っていた数少ない大手アパレルでもあります。それこそブーム後追いブランドは総崩れ。やっぱりにわかでは勝ち抜けません。
しかし、そのゴールドウインとて同じこと。「アウトドアの次」を見越していけるのか。
これはアパレルだけではなく、アウトドアで隆盛している企業も、すでに「アウトドアの次」がもうすぐ来てしまうこと、それに盲目的になっていては、いつかハシゴを外されてしまうかも。そんな気がしてなりません。


車庫を貸し出すアウトドアレジャーサービスは旅館業に該当せず

このニュースはちょっと驚きました。

車庫ガレージとキャンプ用品を貸与するアウトドアレジャーサービスを提供する事業について、旅館業法の規定に該当しない

これは「産業競争力強化法」によって定められた「グレーゾーン解消制度」によっての解釈で、はっきりとは言っていないけど「キャンプ場は旅館業ではない」そういっているのではないでしょうか。

旅館業とは「宿泊料を受けて人を宿泊させる営業」と定義されており、「宿泊」とは「寝具を使用して施設を利用すること」とされている。旅館業は「人を宿泊させる」ことであり、生活の本拠を置くような場合、例えばアパートや間借り部屋などは貸室業・貸家業であって旅館業には含まれない。(旅館業法より)

こう見ると最初からキャンプ場は旅館業じゃないじゃん、そう思われるともいます。ではなぜグレーゾーンで仕分けさせられたか。所管は厚生労働省、もしかしたら・・コロナにおける支援対象から外したい、この根拠にしようとしているのでは??

これは今後波紋を呼ぶかも。


防災に越境するアウトドアの技術。「不便を楽しむ」新しい価値の原石

私は、私はですよ、「不便を楽しむ」なんてありえないと思っています。不便で楽しいわけないじゃないですか(笑)
以前ブログにも示しましたが、「不便を楽しむ」の真意は「なんらかの不自由な状況のなかで、知恵でそれを便利にしていく」で、不便のままを楽しんでいるわけではなく、「不便な状況の打開を楽しんでいる」ということになろうと思います。繰り返しますが不便なんか楽しめないし、不便を我慢なんかしたくないですね(笑)
さて記事内容ですが、

「先日の停電でも、デザインされたポータブル電源を使っている人が報道されていました。ランタンや寝袋も、かっこいいなと思うものであれば日常で使ってしまいますよね」

ね、自ら不便は楽しめないと言っている(笑)いっぽう、

「キャンプ初心者が疲れる理由は、段取りが悪いから。慣れてくると、余裕が違います。ヘビーキャンパーなんてものすごくゆったりしていますよ。ずっと寝ているんじゃないかと思うくらい。でも準備はしている。同じようにテントを張って同じようにテーブルを用意して同じようにシュラフで寝ています。余裕があるのは、作業毎の工数が読めていて、調整が上手だからです」

これは納得です。そうなんですよ、キャンプの段取りがいい人ってまさに「工数が読めている人」なんです。私はこれができないから永遠のビギナークラスです(笑)てか、江戸っ子はそんなことどこ吹く風っていう性質なんですが(苦笑)
ここではそのように工数を読めるようになるというのは、災害時に慌てないということにもつながるので、これは肝に銘じておかないと、ですね。


スノーピークの新業態が愛知・鞍ケ所池公園に、ショップ&レストランほか手ぶらキャンプ設備も

やってますねー、スノーピーク。留まるところを知らないというか。隈研吾さんまで巻き込み、もっと今後も攻めてくるんじゃないですか。
しかし・・もう正直オーバーフローになってきているのでは?こういう攻め手いるときが一番危険。
スノーピークイート、アパレル、キャンプ用品、宿泊施設に、キャンピングオフィス。
私は今凋落してしまったアパレルにいた身として、感じるんですよ、あのヤバい感じが。
そして、一つこけると、どんどん周囲を巻き込んで引き潮のように消えていく・・・


(了)

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【追記】

本当に怖い話です。

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