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口下手な人間の会議対処法(というほどでもないが)

「ちょっと、言っていることがよく分からないので、書面で出して」

遠くに聞こえる上司の乾いた声。

あー、またやってしまった。私はとにかく話すのが苦手だ。
特に、会議で自分の企画を論理的に説明し、理解を得るという作業の失敗率はかなり高い。

社会人として致命的だし、キミよく記者やってるよねと思われるだろう。でも、言いたいことがあれこれ出てきて、それを言葉にしないと気が済まないのだ。

一方、一息ついて、文書にして書くと、割と理解が得られやすい。

だから最初に会議の前に、1から10まで書いた文書を用意しとけよって話になるが、それは間違いなく面倒で、しかも途中で質問が入ると破綻するので、あまり実行していない。

ただ、その中から学んだこともある。とにかく、難しい言葉は使わないこと。

具体的には、漢字2字以上の単語は、5W1Hで表現すること。例えば、

▲従来型と比較しながら、開発型電池の構造や特性の改良点を取材する。 
●今までの電池と比べて、構造がどう変わったのか、特性はどう違うのかを聞く。

▲新工場の建設場所と稼働の目途、そこで生産される製品を列挙する。 
●新工場がどこに作られ、いつごろ稼働するのか。また何を生産するのかをまとめる。

▲より●ほうが分かりやすい。

私は本来、簡潔明瞭で端的にまとまったセンテンスが好きなのだが、相手に話を聞いてもらいたい場合は、こちらのパターンの方がいい。

ただ、会話であっても、このパターンを3つ以上、並列で続けると、聞く方はうざったくなるのでやめた方がいい。文書作成なら尚更のこと。

以上です。