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『マタタビってそもそもなに?』の回
マタタビってそもそもなに? その匂いを嗅ぐと猫が喜ぶのは知っているけれど、見たことはない。なんとなく植物っぽい印象はある。でもそれ以上はなにもない。なんか名前が可愛いってだけ。マタタビって片仮名で書くと可愛い。漢字でどう書くのかは知らない。そもそも漢字があるのかも知らない。
ということでマタタビとはなんぞやと調べてみたところ、やはり植物であった。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/19916000/picture_pc_955d74d8633c4022a210bc649caee9ce.jpeg?width=800)
落葉性の蔓性木本に分類されるらしく、同じカテゴリーの植物としてはフジやアケビが挙げられる。そんでもってこのマタタビは果実をなすのだが、猫はこの普通の果実には興味を示さない。猫が心惹かれるのは、マタタビアブラムシなる昆虫に卵を産み付けられて形がボコボコになった通称"虫こぶ"と呼ばれる果実のみであるらしい。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/19916006/picture_pc_3e56c2e29f6550701a7a094b6413c9ca.jpeg?width=800)
猫ちゃんったらこだわりが強いんだね。そしてなんでも、マタタビは猫だけではなく、人間にも疲労回復や免疫力向上の効果があるとのこと。意外とすごいぞ、マタタビ。
そしてマタタビの名前の由来。もっとも有力な説はアイヌ語で虫こぶを意味する「マタタムブ」から来たもののようだ。でもさ、そうであるならばマタタビじゃなくてマタタムブのままでいいやん。アイヌ語も英語のように発音が日本語とは異なり、アメリカンがメリケンに聞こえたように、マタタムブもマタタビに聞こえたのであろうか。いや、ちょっと待てよ。そうであったとしてもこれはアメリカンとは逆パターンではないか。アメリカンの場合は、メリケンって聞こえたにもかかわらずアメリカンが採用されている。マタタビの場合は、マタタビって聞こえたものがそのまま採用されている。アメリカンパターンで言うところのメリケンポジションのマタタビが採用されて、アメリカンポジションのマタタムブはガン無視されている。まあアメリカンに関しても、メリケンって聞こえたのであれば、もはやそれが正解なんじゃないかとは思うのだが。ローマ字ややこしいな。これはローマ字の功罪の罪の部分が出ているねえ。そもそもアイヌの人々のマタタムブが本当にマタタビっぽく聞こえるのかは分からないけれど。完全に想像で話を進めていたにもかかわらずアメリカンに矛先を向けてしまった。ゴメンヌ。
その他の説としては、旅の途中で疲れた旅人が、疲労回復、免疫力向上などの効果をもつマタタビを食べたことで旅を再開できたことから、また旅に出られる→"又旅"という名になったものがある。こういう名前の由来を調べるたびに思うのが、諸説ありすぎるやろ、ということだ。なんぼほど諸説あんねんと。なんなら後付けで「ちょっとエピソード考えてんけど、これ諸説っぽくない? イケるんじゃない? 良くない?」みたいにテンションが上がってでっち上げたみたいなものもあるのだろう。追い諸説。だから今回、自分もマタタビの諸説を一つ考えてみようと思います。暇だから。・・・。整いませんでした。
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