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【コラム】式神の前衛と後衛という考え方

はじめに

おもしろそうなトピックでしたので記事にしてみました。デッキを組むときや動かすとき、これを意識しますといい感じになるかもしれません。読む方の参考になればって思います。

前置き

この記事の前提条件として、お相手プレイヤーのライフをゼロにして勝つデッキをだけを考えます。この記事では、特殊勝利系は考え無いものとします。

前衛と後衛(一般論)

まず最初に、一般的な前衛と後衛の考え方についてみていきます。参考文献を読んでみますと、スポーツの世界では、だいたいこういう感じになります。
お互いにサポートしあう関係ですが、太文字の部分が決定的に違います。

前衛
・得点を取る動きをする。
・お相手の圧を受け止める。
自分の後衛にかかる負担をカバーする。
・お相手の後衛に圧をかける。

後衛
・前衛が動けるようにアシストする。
・試合の流れを計画する。

・前衛が受け止めきれなかった負担をカバーする。
・お相手の前衛に圧をかける。

前衛と後衛(百鬼異聞録)

次に、百鬼異聞録のゲームに当てはめて考えてみます。だいたいこんな感じになると思います。

前衛

・お相手のライフを削る。
・自分のライフへの圧を受け止める。
・味方後衛式神の負担を減らす。
・お相手後衛式神への圧をかける。

後衛

・前衛が動けるようにアシストする。
・試合の流れをコントロールする。
・前衛が受けとめきれなかったのをサポートする。
・お相手前衛に圧をかける。

前衛と後衛の具体例

実際のデッキでの例示

hyddさんの紅蓮オロチがわかりやすい例になります。この場合、前衛と後衛は、以下のようになります。

前衛:犬神、火取魔
後衛:桃の精、八岐大蛇

前衛式神の具体例

まず前衛について考えます。犬神と火取魔を前衛の役割にあてはめてみますとこうなります。

前衛

・お相手のライフを削る。
→犬神と火取魔の高い攻撃力と、犬神悪・即・斬や火取魔の夜襲などの戦闘カード、葉隠れ剣豪の貫通などで、お相手プレイヤーのライフを詰める。

・自分のライフへの圧を受け止める。
→犬神と火取魔の高い体力や、犬神の心剣や守護の装甲で、お相手からの戦闘ダメージを受け止める。

・味方後衛式神の負担を減らす。
→基本技でスタッツを自力補強する。犬神の帰心で自力復活する。火取魔の葉隠れ剣豪で自力回復する、覚醒・火取魔で後衛含めて補強する。

・お相手の後衛に圧をかける。
→高いスタッツでお相手の後衛式神も戦闘に出ないと処理出来ない状況を強いる。火取魔の任侠でお相手の待機エリアの後衛式神を狩る。

後衛式神の具体例

次に、後衛について考えます。桃の精とオロチを後衛の役割にあてはめてみますとこうなります。

後衛

・前衛の動きをサポートする。
→結実で前衛式神を回復させる。春告げ桃や輝く桃花の復活で消耗した前衛の立て直しをする。夭夭たる桃花で夜襲を強く使えるようにする。不浄な力や桃の精の基本技で前線の打点を底上げする。

・試合の流れをコントロールする。
→花信で必要なカードを持ってくる。善悪無即で次の動きの阻害となる式神を処理する。

・前衛が受けとめきれなかった圧をサポートする。
→桃の精の1/6のスタッツで攻撃を受け止める。八岐大蛇の基本技の蛇魔で前衛式神を即時に仮復帰させる、覚醒・八岐大蛇で前衛が妨害されて詰めきれなかったプレイヤーライフの残りを詰め切る。

・お相手前衛に圧をかける。
→八岐大蛇の神念の影で、蛇魔の能力を底上げして前衛として強く使う。

前衛と後衛を意識した試合運び

犬神と火取魔でお相手プレイヤーの体力を詰めつつ、桃の精と八岐大蛇でその動きをサポートする形になります。

そのほか

カード選択やレベル帯で前衛と後衛が変わることがあります。具体例をみていきます。

鬼切

この式神はカード選択で前衛・後衛が変わります。

例えば、散花の刃の場合、前衛となります。

散花の刃
・お相手のライフを削る。
→獅子の子で7点ダメージ。

・自分のライフへの圧を受け止める。
→体力6と髭切の壁

・味方後衛式神の負担を減らす。
→高威力の髭切で自衛能力を獲得。

・お相手後衛式神への圧をかける。
→友切でお相手の待機エリアに圧力をかける。

復讐の刃の場合は後衛となります。

復讐の刃
・前衛が動けるようにアシストする。
→刀発動で前衛を後ろに下げる。

・試合の流れをコントロールする。
→刀発動リスクで最適解を取らせない。

・前衛が受けとめきれなかったのをサポートする。
→両断で前衛が処理できない大物を気絶させる。

・お相手前衛に圧をかける。
→友切発動のリスクを押し付ける。

まとめ

・hyddさんの紅蓮オロチを例に前衛式神と後衛式神の考え方について解説しました。また、レベル帯やカード選択で前衛と後衛が変わるケースがある場合についてもご紹介しました。紅蓮オロチを例に挙げて解説したものについては、現実のスポーツで勝つための理論によく当てはまっていて、とても合理的だと思います。
全てのデッキ構築や試合運びがこの考え方に当てはまる、というわけではありません。ですが、最適解を導き出すためのひとつの考え方として、デッキ構築や試合運びを考える際に参考になればと思います。

おまけ

後衛でも強い蛍草🍀

参考文献

1.テニスの前衛と後衛の考え方

2.バレーボールの前衛と後衛の考え方

3.ラグビーの前衛と後衛の考え方

おしまい

おまけ
以下ボツ原稿です☆彡

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