20年前の自分と対戦
過日、20年前にバックアップしておいた玉電鉄のモデリングデータが出てきたよん、なんて話をしましたが、せっかくなので今現在の俺のメソッドでこの玉電鉄700形を作り直してみようかと思います
作り直しにおいて以下のレギュレーションを定めます
(1) オリジナルの雰囲気を損ねないこと
(2) 今の俺の制作手法に則る事。すなわちあやふやなデザインは禁止
(3) 基本的な寸法はいじらないこと
(1)はオリジナルの雰囲気から逸脱したらリメイクの意味はないですからそらそうでしょう。(2)はちゃんと車両メーカーや電装品を決め、そのメーカーが作っているような造作に仕上げることですね。そして『鉄道に関する技術上の基準を定める省令の解釈基準』と『公共交通移動等円滑化基準』をちゃんと満たすことも必要です。サマンサ車両ではいけません。
(1)と矛盾するようですが、ここをうまくまとめてこそリメイクの意味があると思いますし、日本の実在としが舞台なのですから、日本の法令に準拠していなくてはいけません。この小型車ではたして『公共交通移動等円滑化基準』をちゃんと満たせるのか不安ですが…
(3)は寸法いじると雰囲気を保てないためです。後述しますが玉電700形、連節車ゆえに13m3ドアなんていう狂ったデザインになってます。これを通勤型としてどう成立させるか。しかも雰囲気を壊さずに! なかなか難しいと思いますね
で、まあぼちぼちモデリングしてるんですが車両メーカーはちょっと考えてアルナ工機にしました。理由は路面電車が大きくなった玉電が路面電車以来取引していそうなメーカーであること、そして元のモデルが裾を折り曲げていたことですね
裾を丸める理由は台枠との溶接部分を保護するためですが、こういう造作をよくやるのがアルナ工機なわけです。ですから造作はアルナ工機で行くことにしました。機器は東芝台車は住金ですが、連節車ということは自動的にインダイレクトマウント台車になるわけですから、もしかしたら日本車両のほうがいいかなあ…ちょっとこのあたりはまだ流動的です
で、アルナ工機なので窓枠はアルミの押し出し材を使います。そしてドアにドアレールもくっつけちゃいましょう
ドア幅は上モデルでは1200mmにしていますが、13m3ドアで1200mmはちょっと強度的に厳しいかもしれません。補強を入れるスペースを考えたら1100mmくらいにしておいたほうがいいような気がしてきました
ボディの材料は普通鋼かアルミのどちらか。台枠裾を丸めてるので普通鋼のほうがそれらしいかな。あとは開口部の面積をどうやって法令に合わせていくかを考えなくてはなりません
適当に進捗したらまたこのnoteでお知らせしようと思います