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こんなのもありかな?

 彦電はもともと下関から彦島にある工場群へ資材を運ぶために建設された鉄道という設定。大戦勃発で軍需需要が高まる中、鉄道という大量輸送が可能な交通機関に着目したわけです
 ついでにこれらの工場に通う産業戦士も運べればいいなってことで専用鉄道として開業。貨物輸送と従業員輸送をメインにしていたみたいな
 とはいえ関彦橋もなかった時代、彦島から下関に出るのは結構面倒だったので、島民としては電車に乗りたい。ただ軍需輸送優先という建前は時節柄崩せないので、従業員の輸送がない時間帯のみ「便乗」という扱いで旅客を乗せたという設定ならどーだろう? と考えながら作ったのが添付の電車乗車票で、輸送の手数料として20銭を徴収する。そんな感じですね
 いわゆる地方鉄道ではないので乗車券の発行はできませんので、あくまでも旅客整理用の「乗車票」という様式になります。従業員輸送は指定企業が発行する従業員手帳の提示で無賃の利用ができるとすればいいでしょう
 用紙も乗車券(有価証券)ではないので安い浅草紙に質の低い活版印刷。罫線も歪んだりきれいにつながっていなかったりしますがまあこんなもんでしょう。そして民鉄ではないので事故などでけがをしても一切の席は追わないことが明文化されているのも専用鉄道の乗車票であることを物語っているというものです
 この設定はむしゃくしゃしているときに「せや開業当時の切符でも作ったろ」って思い立って作ったものですが、切符を作るときに「いやまてせっかくなら専用鉄道出自ってのも良くないか?」みたいに思ってこんなことになってしまいました。架空鉄道に主観を入れないという志はどこへ行ってしまったのでしょう
 いやまあ、車両以外の部分は個人的にはてっきとーでいいや、くらいに思っていますのでそれはもうそれで構わんかな。ただこういった思い付きによって車両が影響受けたらどうしましょうかねえ…