ささやかな武装

しょぼい見た目をしている。

ここでいう「しょぼい見た目」というのは別に「顔つきが整っていない」だとか「体型が残念」だとかいう話ではない(※ちなみに両方当てはまります)。そういうのとは別次元で、なんだか「残念」というか「弱っちい」のである。

文章で自分の見た目を説明するのは難しい。
かといって、写真をアップするほどは勇気も需要もない。

そこで今回は、「似ている!」と一番言われた某キャラクターでも載せてお茶を濁そうと思う。






「似てるらしい」ってtwitterに載せたら身内で割とバズッた。

もうちょっとなんかあるだろ。


それはさておき


今回はそんなしょぼい印象の私がいかに虚勢を張るか.......、もとい「いかに芯と自信のある堂々とした人間かのように振る舞うか」もしくは「強く見せるか」、そんな日々の工夫をお伝えしていこうと思う。やばいぞ~~~これは女子の共感集めちゃうぞ~~~ところで「女子」って22歳までしか対象じゃないんだって!!!!!!!!!!!


① やたらラブリーな下着を着る

えろい話じゃないから安心感とがっかり感を抱いたうえで読んでください。

帰国するとランジェリーショップに走りがちだ。
なぜならこれは完全に好みの話だけど、日本の下着のほうがデザインが繊細でかわいいのである。なんならこっちから何度か通販した。

自己満足じゃないかと言われたこともあるしハイそうですって話ではあるけど、
下着がかわいいと、強敵「理不尽ばっかり怒鳴り散らしてくる人間」に対してだって


「私今制服の下めっちゃかわいいのにこいつ何言ってんだ?」


で処理できるのである。内心だよ内心、そりゃ面と向かっては言わないけど。ばいばーい。

(余談。とはいえ旅行先で同性に褒められた時でさえ恥ずかしかったし謎に気まずい気分になったしやっぱりこれって自己満足用だよなと思う。時々恋人等に対し「せっかくかわいいのにすぐ脱がせやがって」と憤慨している女子がいるが、下着、見てもらいたい?私は何が何でもぜっっっっっっったいに嫌です冗談抜きでガチのマジで嫌ですもはや本能が拒絶してます。このディスカッション結構間が持ちそうだね話題としてどうかしてると思うけど。)

② かわいい名前のリップを使う

リップ周りのアイテムが大好きで、気を抜くとすぐ増えてしまう。
例えば赤とピンクと控えめなピンクとオレンジと控えめのオレンジとベージュっぽいのと、って感じで全然違うんだよねえ。リップクリームだって今日はこの香りの気分じゃない、とかあるから複数いるの分かりますよねえ(唐突に女子に媚びる)。

ところでリップ、時々やけにかわいい名前の一品がある。
先日は危うく名前の響きだけで「お利口」というのを買ってしまうところだった。ああお利口になりたいな~~~~~!!!!!!!良い子と悪い子、言われてどっちがどきどきするかだなんてしょうもない話題twitterで見たことあるけど私的には議論するまでもなさすぎる~~~~っていうかもう「子」って年齢じゃないや~~~~~~~~~しまった本題から逸れた。

でもそういうある種の言霊めいたものって存在すると思っていて、その名前のイメージを纏えるような錯覚って時に強力だと思う。

③ 髪色を明るくする

これは個人的に一番効果を感じる方法だ。

ちなみに私は帰国後日本での就職を考えていた際、面接に金髪のまま現れ友人の顰蹙を買った。強気で面接に臨むためにちょうどよかったうえ単純に当時金髪期間が長すぎて、指摘されなければ金髪でいることの違和感を覚えなくなっていたのだ。
本気なら黒髪に染め直すくらいのことはするらしい。中身は一緒じゃんって思いましたけどもし次回があれば善処させていただきます。

これまた余談なのだが、明るい髪のほうが好きなものの暗いほうがウケは多少良い。
妥協案としてアッシュ系にしたうえで「色が抜けちゃった」を口実に明るい髪で過ごす日々を今か今かと待ち望んでいる。


④ 目元をきらきらさせる

きらきらした目ってお強いですよね。ただ残念ながら26年生きた私の目は既に濁っていてその澱み方たるや無垢な子どもたちを見ると思わずウッごめんなさいと思ってしまう......と、言うのは言い過ぎにしても、ここでいうきらきらさせるというのは物理的にという話だ。

ラメとかパールとか入ってるタイプのアイシャドウがはちゃめちゃに好きだ。
まずケースを開いた瞬間テンションが上がる。で、乗せると ウワ~!(顔の全体像見なければ)かわいい~!って思うし「私きらめいてますけど」みたいな謎の自信だってそりゃ湧くよ。


ただこれには欠点がある。

至近距離で他人の目が見られない。

なんかこう.......ウワッめっちゃラメ!って思われそうなんだもん....もう2度と会わない相手ならいいけど友人知人の話ね.......結果思わず目を合わせないようにしてしまうしすごい怪しいなんだこれ、え、なんとかなりませんかね..........?よ、弱....................................


以上です。
本当はこういう上っ面の話ではない強さがほしいのですが、それが身につくまでの応急処置としましては取り急ぎこんなところです。


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