小規模経営者はまず自己資本フリーキャッシュ!

資金管理の章

小規模事業者の経営者のお金の相談に乗りながら、心底思うのが、最重要なのは自己資本のフリーキャッシュと借入金のコントロールです!!

特にフリーキャッシュ、つまりは即自由に動かせるお金ですが、これが準備できていない会社が多い。小さい会社だと会社のフリーキャッシュに加えて社長が自由に動かせる個人資産を加算してもOKです。
経営は、基本一寸先は闇、1日1日判断と決断を繰り返し、なんとか明日を掴むために頑張ります。
そんな闇の中で最も頼りになるのが『フリーキャッシュ』!!
現金・預金ばかりで管理するのも無駄ですが、このフリーキャッシュがある程度貯まるまでは、何につけてもキャッシュを貯めるんです。

いいですか?何よりもこれを優先ですよ。
いい車に乗りたい、老後が心配、子育ての費用、学費、いい家に引っ越したい。人を雇いたい。事業を大きくしたい。
これらのことよりも、何よりも優先すべきなのはフリーキャッシュを貯めることです。
きちんと経営を頑張れば1〜2年の辛抱です。この我慢ができないために後で大変な思いをします。

いくらまで貯めるのか?これは、事業規模や経営者の家庭の状況もあります。ただ、このフリーキャッシュがないと、途端に経営がベリーハードモードになります。
ただでさえ長期・安定の経営は難しいのに、さらに難しくなるんですよ?まずはフリーキャッシュの確保です!
こういったことに陥りやすい経営者は「来月いくら売り上げるから、いくらくらいまで今月使えるな。」て考えてしまう人です。
予算はある程度長期、少なくとも1年くらいの期間で検討しましょう。お小遣い式の毎月の収支だけで予算を考えてはいけません。
そして、計画的にキャッシュを貯めるんです!!
断言します!現代において安定して長期で経営する基盤、これ以上の資産などありません。
その入り口に立っているのに、なぜ寄り道するのか。

また、ある程度フリーキャッシュを貯めたら、流動性の高い資産かつ投資・節税できる資産でキャッシュを準備するのもいいですよ。しかし、よくある間違いがキャッシュがちょっと貯まったら流動性の低い・長期で資金の拘束される資産を購入してしまうことです。

フリーキャッシュと流動性の高い資産の管理こそが、経営者の資金管理の基礎の基礎です^^

一寸先は闇、だからこそ足元から照らすんですよ。遠い未来の不安のために資金を長期で拘束するのはなしです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?