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嫁さんの壮絶な妊婦生活を振り返る

こんばんは、サムです☺️
今回は嫁さんの壮絶な妊婦生活を、夫目線でザックリですが書き留めることにしました。もしご興味があれば、読んで頂けると嬉しいです。

食生活が一変

妊娠が発覚して2ヵ月が経った頃、つわりが嫁さんを襲いました。
吐き気、めまい、胃や胸の不快感、嗅覚過敏、鉄剤の副作用など。

幸いにも市内でパート勤め、かつ主婦層の多い職場だったので、辛くなったらすぐに上がらせてもらっていました。

ビッグマックが大好物の嫁さんに、少しでも気がまぎれればと提案しても「アップルパイだけで良いや」と。
今まで好きだったものが食べられなくなってる。
逆に寿司とかお酒とかは、過去イチで欲してました。
ダメと言われると食べたくなってしまうようです。
※タイミングと量を見ながら少しは摂取していました。

体調が特に優れないときは、蒟蒻畑と野菜生活にお世話になっていました。後者については、その後の検診で「赤ちゃん少し大きいねえ」と言われてから控えましたが笑

私自身、定期的に外食したい欲があったので都度提案していましたが、「外食は難しいから適当にコンビニかスーパーで買ってきてくれれば良いよ」と。
体調のすぐれない嫁さんを相手に、私はこんなにも図々しく欲深かったのだと、猛省しています。

香水 is 天敵

他に嫁さんを苦しめたのは「におい」でした。
嫁さんは大型ショッピングモールの中の小売店に勤めているので、多数のお客さんの接客は避けられない。
「香水何プッシュしとんねん!」っていうお客さんを接客した際は、グロッキーになって帰ってきてました。
調べると、たばことか加齢臭とかも人によってはキツイみたいですね。
避けられるものは避けて過ごして頂きたいものです。。

破水から入院まで

月日は流れ、予定日まであと4日。
陣痛が中々来なかったので、散歩しに外へ出ました。

2人でのラスト散歩

20分程ウォーキングして、家に戻って気付いたら2人とも昼寝してました。

「破水したかも」

嫁さんの焦り混じりの言葉で跳び起きました。
どうやら少し前に起きていたらしく、身体の異変を感じて私を起こしてくれました。
クリニックへ状況を冷静に伝え、そのまま入院。
コロナの影響で、立ち会えるのは出産直前のみというルールがあったので、クリニックに送り届けて一旦帰ってきました。

もう直ぐ生まれる、という興奮
嫁さんとベビの身体に何かあったら、という不安
急に一人きりになった寂しさ

色んな感情が一気に襲ってきました。
ですが、程なくして入院食に興奮している様子が伺えたので安心しました笑

豪華なディナー(入院食)
入院食に対抗(できてない)

ずっと起きているつもりだったのですが、22時を回った辺りで寝落ちしてしまいました。(叩いて下さい)

23時過ぎ、嫁さんからの電話で跳び起きる。
「直ぐ来て、もう生まれるかも」と泣き叫ぶ声。
血相変えて車に飛び乗り、クリニックへ。

入室する前に抗体検査が必要だったのですが、
結果が出るまでの15〜20分の時間が途方もなく長かった。。

過酷すぎる現場

やっとの思いで産室に入ると、激痛に耐える嫁さんが。
もう既に、まともに喋れる程の余裕はありませんでした。
何をすれば良いかと嫁さんに指示を仰ぎ、ひたすらお尻を押してあげることに専念しました。ずっと腕が攣りそうでしたが、目の前の激痛と比べると屁でもない。どうか、もう少し耐えてくれ。。

山場に差し掛かって私がクリニックに到着してから4時間が経過しましたが、中々出てきてくれません。

「赤ちゃんも少し疲れてきてるから頑張ろう!」
「過去イチの力で踏ん張ってみて!」

助産師さんに緊張感が漂い始めたのが、何となく分かりました。
その後、男性医師も登場。一気に焦りと不安が襲ってきました。

お願いだから早く出てきてくれ。。
嫁さんを1秒でも早くこの激痛から解放してあげてくれ。。
激痛に耐え続ける嫁さんの隣で、私は既に号泣。

そして、午前3時28分、無事生まれました。

立ち会いの意味

無事生まれてきてくれてありがとう
無事でいてくれてありがとう
命懸けで頑張ってくれてありがとう

感謝の気持ちが溢れ出る一方で、出産における夫の無力さを痛感していました。
だからと言って、立ち会いに意味がないとは思いません。というのは、夫の価値観に影響を与えると思うからです。

私が立ち会ったことで嫁さんがどれだけ楽になったか、実際のところは分かりませんが、出産の過酷さをゼロ距離で見届けられたことで、嫁さんに対する大きなリスペクトと、育児に対する堅い意志を抱きました。

若造より、全ての旦那さまへ

旦那さんが認識すべき「立ち会いの意味」とは、
「嫁さんの側で手を握ってあげられるから」ではなく
「家族に対する夫の在り方を考えさせられるから」だと思います。

要するに、出産時の夫の無力さと、嫁さん&赤ちゃんへの感謝を、今後しっかり家族に還元していこうよ、ということですね。

立ち合いに関しては、もちろん嫁さん側の意見第一とは思いますが、
もし一緒に居て欲しいと言われたら、是非前向きに検討して頂ければと思います。嫁さんへの愛も深まると思います。

実際はもっと過酷な現場でしたが、これは私の胸中に留めておきます。

それでは今回はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございました😊

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この記事を書いた人▽

サム/26歳/B型/楽観主義者/化学品営業マン
23歳で結婚、24歳で結婚式、25歳で父に。
ひとこと:先週、息子が拍手を覚えました🥹

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