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変化を信じ続けて

 人は自分の思い通りにはならない、というのは私が長年の経験から確信していることです。いくらやり方を丁寧に教えても、結局のところ8割の人はやらなかった。業務の効率化のために最優先すべき仕事とそうでない仕事の分け方、パソコン入力のショートカット、エクセルの関数など、様々なことを教えましたが、誰もがそれを活用してくれるわけではありませんでした。
 驚くべきことに、事務職の方々でさえ、10年以上も経ってもブラインドタッチではなく人差し指入力をしている方もいらっしゃいました。また、重大な事故を起こしたにも関わらず、全く反省しない人、朝から険しい顔をして挨拶もできない人、休憩時間でもないのにスマホをいじっている人など、さまざまな状況に直面しました。
 私は何度も指導を繰り返しました。しかし、残念ながら変わらない人も多くいました。人間は変化させる方法を知っているのに、実際に行動に移すのはごく一部の人間だけだったのです。
 しかし、そんな中でも私たちは変わらないことへの挑戦を諦めませんでした。少しでも心に響くように、毎朝の朝礼の言葉には私たちの使命を込めて伝えました。何も変わらないかもしれません。しかし、それが私の責務だと信じています。
 人は変わりたいと思っても、変わるのは簡単ではありません。しかし、私たちは変化の種を植え続けることで、少しずつでも前進できると信じています。そのためには、日々のコミュニケーションや指導が欠かせません。少しずつでも、私たちの努力が実を結ぶ日が来ることを信じて、私たちは前進し続けます。

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