料理人への道(3)

そして父。父は料理番組がすきで
いつも側に座って一緒にみていた。
4歳くらいだったかな。
高い帽子をかぶったシェフがみたことない食材をつかい
どんな味なのか全く想像できない料理を作る。
その頃の私がなりたかったものは
その番組でいつも試食をする龍虎という人だった。
龍虎いいなあ。といつも思っていた。あの頃のフレンチは
かなりリッチやったやろうし龍虎さんも大変やったやろうと今はおもう。

父は料理もたまにつくってくれた。
ザ.男の料理というかんじで大きいブリを1匹かってきたり
牛のしっぽでテール煮込みを作ってくれたり
作っている最中は父の側でワクワクみてるんだけど
父のごはんはいつも作りすぎで
食べる段になるとちょうどいいお腹具合で終わることがなく
残すと猛烈に機嫌が悪くなるので
大食い我慢大会になってお腹がいたくなる。。。
彼からは食べたくないものを強要してはいけないという
教訓を得た。
量をだせばいいってもんじゃないってことも。

#料理 #しごと