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ふうぅぅ、想定通り容態は急変です


祖母の膵臓に腫瘍があったことが分かってからのうちの話。前回の続き。

月曜に少し離れたところに住んでいる弟がやってきた。たまたま近所に出張があったから、時間を作って立ち寄った形。祖母の様子については細々、話しているのだけれど、安定している状態なら自分が行くことで均衡が崩れるのはよくないよね、とタイミングをはかっていた弟。けれど、先週の土曜に発熱したことを伝えてから、気になって仕方なかったようだ。

日曜の夜に『実は急な出張が入ってそっち方面に行くことになってるんだけど、時間が作れたら寄ってもいいかな』と連絡してきた。コロナもあるし、子どもたちにも会わせたいし、と考えていたけれど、ついでがある時にさっと行って自分が顔だけみて帰ってくるだけなら身軽だし、邪魔にもならないかも、と考えたらしい。滞在時間は1時間半ほどであっという間に来て帰っていったけれど、祖母は嬉しそうだった。

月曜は朝、少し調子が悪くてごはんもいらない、起きたくない、と言い、土曜に出た熱が響いているのかと思ったけれど、弟が来る直前におにぎりを1個半とフルーツを食べた。来ることは言ってなかったのだけれど、ちゃんと分かってるんだなあと思う。祖母は昔からものすごく勘がよくて、隠しごとをするのが大変だったけれど、臥せっていてもその勘は健在、ということだ。

病気あるあるだけれど、弟が来た時はいい感じだなと思っていた祖母、翌日から急に調子を崩してしまう。胸がつかえる、吐き気がすると言い、一気に食欲が落ちてしまった。水も飲みたくない様子。気持ち悪さを抑えるために初めの頃にもらっていた頓服を飲ませたけれど、あまり効果がないようであんなに寝ていたのに眠りも浅い。子どもの頃の夢をみて、うふふと笑っていたのに。

火曜の午後、部屋に見に行くとベットの上に座っている。どうしたのかと聞くと、トイレに行きたいのだけれど、うまく歩ける自信がないという。一緒にトイレに行きながら、夜、一人にするのは心配だなと思い、この日から隣の部屋で寝るようにした。

明けて水曜、5回分もらっていた頓服がなくなったので、かかりつけ医に行って違う薬を処方してもらう。これが効くといいんだけど。痛みをとるとか症状だけを改善する、みたいな対症療法って選択としては好ましくない印象がある人も多いけれど、それは時と場合によるよなあと痛み止めを前にしみじみ思う雨の日。

※これは祖母とのことを通じて気がついたこと、学んだことの超個人的記録ですので、悪しからず

#ひとまず日記 #学んだこと記録

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