久しぶりにシャツができました
いわゆるファッションのシーズンとは関係なく洋服を作り続けてきたSALUÉ。
このたび、久しぶりに新しいシャツが誕生しました。
結ばなくてもいい、すっきりとしたボウタイのシャツ「bow collar shirt」です。
ボウタイシャツでイメージするのは、シルクなどのつややかな素材で、太いボウタイをリボン結び…上品ゆえにシーンを選ぶような、高級感漂うものが多いように思います。
SALUÉとして提案したいのは、日常着としても気負いなく、かつ特別な日も対応できる品の良さがあるボウタイシャツ。
ボウタイ部分をバンドカラーと同じ幅でコンパクトにし、仕事や家事でも邪魔にならず、結ばなくても様になるすっきりした長さになっています。
さらに比翼仕様でボタンを隠して、四角いイカ胸を施しすっきりした印象に。
後ろもすっきりとボックスタックで。ただでさえ女性らしさが強いボウタイシャツを、メンズライクにも楽しめるように仕上げました。
一番上のボタンと袖口のボタンは、小さな丸い玉虫色。
角度でいろんなカラーに見えるので、アクセントになりつつも、他の服やアクセサリーとも意外と合わせやすいです。
また、ボタンが下まであるので羽織としても使うこともできます。
この一見シンプルに見えるボウタイ、実は結構難しい作りで、実現するのにとても時間がかかりました。
比翼かつバンドカラーから繋がるようなデザインのボウタイは、機械で縫うだけでなく、最後の仕上げに手仕事を入れて耐久性を強化しています。
洗濯してもきれいに前後が開くよう裾の脇につけている三角の部分(ガジェット)も、袋縫いから違和感なく繋がるように裏の始末を工夫しています。
見た目のデザイン性だけでなく、細部の品質を追求することは、SALUÉのこだわりのひとつです。
使用している生地はSALUÉオリジナルのリトアニアリネン。軽やかでライトな着心地は年中楽しめます。
「bow collar shirt」のカラーは、いろんなアイテムに使用している定番のantique white、22年夏に新登場したash greenに加えて、22年秋冬の新色dark brownの3色展開です。
dark brownは、経糸がブラック、緯糸がブラウンで、はっきりとメランジ感が楽しめる、雰囲気たっぷりのカラー。
これからこのリネンを使ったアイテムが増える可能性もありますが、はじめてのアイテムはこのボウカラーシャツです。
秋冬はもちろんのこと、春や初夏にも心地よく着ることができるSALUÉのリネンシャツ。
新しい「bow collar shirt」もきっと、皆様のワードローブの味方になってくれると信じています。
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