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mid weight linen について

SALUÉの洋服の中で圧倒的に多いのは、平織のリトアニアリネンを使ったアイテム。

今回は、カラーだけでなく厚みや着心地についても紐解いていきたいと思います。

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ちなみに、SALUÉが洋服作りに使用しているリトアニアリネンは、すべてオリジナルの生地です。

デザイナー藤冨が自ら縦糸と横糸のカラーを選び、厚みを考え、リトアニアの生地工場に生産していただいています。

シンプルに見えて、他では出会えない絶妙なカラーリングなのです。

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毎年のように生地のカラーが増えていますが、厚みはわかりやすく2種類のみ。SALUÉではこのように呼び分けています。

light weight linen(ライトウエイトリネン):薄手
mid weight linen(ミッドウエイトリネン):中厚

mid weight linen は、中厚の生地のこと。四季の中で幅広く活躍してくれて、寒い季節に選ぶリネンとしてもおすすめです。

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mid weight linen という名前だと重量があるように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。リネンが体に沿うように馴染んでくれるので、着心地はとても軽やか。

リネンという生地はよく見れば糸の目がわかるくらい、詰めすぎていない織り方が特徴です。
例えばコットンは、度詰と言って密に織ることでハリを楽しみますが、少しそれが窮屈な着心地に感じてしまうこともあります。
リネンは良い意味で生地に動きがあり、体を押さえつけない織り具合なのです。

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mid weight linen は厚みがありほとんど透けないことから、SALUÉのアイテムの中では、ワンピースや軽めのコートとして使用していることが多いです。

ワンピースにしても重くなりすぎず、リネンならではの落ち感やドレープが美しく出るため、多くのデザインでmid weight linen を採用しています。

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SALUÉの代表的なワンピースのひとつである「band collar long sleeve shirt dress」の「skin beige」は、透明感のあるベージュを、生地の透け感を気にすることなく纏うことができます。

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軽やかでありながら厚みのあるリネン生地は「cache-coeur coat」のような羽織にもぴったり。
適度な通気性と保温性は、春や秋の変わりやすい温度管理にも役立ちます。

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mid weight linen は透けないうえに機能性を併せ持っているため、昨夏にはパンツとしても製品化しました。

それが、ウエストゴムでイージーな履き心地のユニセックスパンツ「Lithuanian linen easy pants」。夏は涼しく軽やかに、リトアニアリネンの快適さを味わうことができる1着です。

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light weight linen とmid weight linen は、その厚みの差で適するアイテムが変わってくるため、よく考えて使い分けています。

この2種類の厚みで服の表情は全く変わるんだなあと実感できるのが、SALUÉの代名詞とも言えるシンプルなバンドカラーシャツ「unisex band collar shirt」です。

本来は、薄手の生地であるlight weight linen で作っているアイテムですが、寒い季節にも楽しめるようにとmid weight linenバージョンが生まれました。

透けないため男性の方に好んで選んでいただくのですが、男性が着ると不思議と色っぽさが醸し出されるのが新たな発見。

サイズもフリーサイズから3展開に増やし、よりジェンダーレスで幅広く着ていただけるようになりました。

写真は、SALUÉのモデルをしてくれているこうゆうくんの冬の1枚。
「skin beige」がブラックコーデにメリハリをつけつつ柔和な印象に。

厚手のコートの下をすっきりさせることもできるし、ニットの下に着るインナーアイテムとしても活躍してくれそうな、汎用性の高いシャツです。

mid weight linen を使ったアイテムは、SALUÉオンラインショップで「mid weight」と入れて検索いただくとずらりと並びます。

生地感や使い方など、いろんなアイテムを見比べて想像してみてくださいね。


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