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1年経過: 未経験エンジニアとして客先常駐して1年経過した話

はじめに

お久しぶりです。はじめましての方ははじめまして。

私は、一昨年の1月に「東京都デジタル人材育成支援」事業で職業訓練を受講し、昨年3月より都内某SES企業に中途採用していただき、同4月よりSEとして客先常駐をしている。

今年の3月で転職して1年、4月で派遣されて1年経過した。

節目なので転職して一年、どうだったかをまとめようと思う。
(とても加筆修正しました)

良かったこと①: QOLが上がった

前職は放射線技師(診断・治療)だった。
高校の時に色々あって目指すことになったが、改めて思うと自分にはこの道はあまり向いてなかったように思う。

転職して苦手な仕事を避けられるようになり、頭脳労働メインの仕事や、得意なことに大半の時間を費やせるようになったことはとても良かったと思う。

また、配偶者の休みに合わせられるようになったことや、リモートワークが可能なことなど、今のライフスタイルにも合っていることなども、転職して良かったなと思う。

良かったこと②: 独学するより効率いい

前職の間にも「仕事で使えんかなー」とちまちまプログラミングの勉強はしていた。

本腰を入れたのは結婚して仕事を辞めてからだった。

気づいたが、独学するより業界飛び込んでしまうのが一番効率がいいと思った。

仕事に費やす8時間を「賃金が発生する業務としての時間」とも、「学習としての時間」とも捉えることができる。

勉強しながら賃金が発生する方がもちろん真剣になれる。毎日強制的に8時間技術と向き合えるので、とても効率が良いと思った。

気になること①: あまりにも身体を動かさなすぎる

良かったこと①の裏返しだが、あまりにも身体を動かさなすぎる気もする。
特に在宅の日は全然歩かないのでよろしくない。

運動習慣を少しは身につけようと思う。

気になること②: 会社の方針が心配

一年いるとどんな会社なのかがだんだんわかってくる。

何に力を入れていて、何を信念としているか。子会社なら、経営者がどこまで裁量を持ってビジネスをしているか。部長の視野がいかほどのものなのか。

薄々気づいていたが、自分が入った会社はソフトウェアを主軸とした会社ではなかった。インフラ系がメインの会社でソフトウェアの部隊は少しばかり軽んじられてることにも気づいてしまった。

ここからはこれからのキャリアを自分がどうしたいか、ライフスタイルをどうしていきたいかを考えながらポジションを取りたいと思う。

学びになったこと: 辞めても仕事は回る

前職では医学物理士を取得した。
これは大学院修士を卒業して所定の資格を取って臨床経験数年がないと取得できない資格だ。

この資格を持ってたのは院内で私だけだった。資格取得した年に管理職が体調を崩してしまったため、代わりに現場を切り盛りもしてた。
自分は、現場に必要とされていると思ってたし、欠くことはできない存在だと思い込んでた。

辞めてから一度「この日だけでも手伝ってくれ」と夜中に電話がかかってきたこともあった。

それ以降は手伝って欲しいという連絡はなかった。

辞めてから気づいたが、どんなに必要とされてても辞めたら辞めたで現場は回る。回らなかったら会社が潰れるだけで自分は困らない。ならば自分をすり減らして働くのは悪手だと思う。
資本主義に則った会社では、職員は利益を生み出すための部品にすぎない。今の会社に入ってもそういう目で会社を見れるようになってしまった。

会社に色々捧げるという信念を持つのはそれでいいと思う。本当に大切なもののために働くなら、いる場所を選べることを忘れてはならないと感じた。

おわりに

振り返るとこの一年も、よく頑張った一年だったと思う。

今までもすごい頑張ってきたと思う。
アクセルとブレーキ同時に踏むような生活だった。社会人一年目で国際論文出した。学会発表は祖父のお通夜と重なったから録画で演題発表した。2年目に年上の新人を抱えながら管理職業務をせざるを得ない状況に陥った。毎日ヒリヒリしてた。

それを思うと今の環境が随分と穏やかに感じるが、多分これが今の自分には合ってるのだと思う。
もしかしたら今までが背伸びしてたのかもしれない。

ささやかな幸せを守りつつ、ぼちぼち二年目も頑張ろうと思う。

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