【Day.6 貧困ポルノについて考えてみた】
皆さんは貧困ポルノという言葉を聞いたことがありますか？
貧困ポルノ（英語：Poverty porn）とは、「チャリティーの輪や支援金を増やし、新聞などの部数を上げるために貧困状態であることを利用し同情を集める映画、写真、本などの多くのメディアのこと」である[1][2]。発展途上国を支援することから、開発ポルノ（development porn）、飢饉ポルノ（famine porn）[3]、ステレオタイプ ポルノ（stereotype porn）とも呼ばれる。（引用：Wikipedia）
今も昔も変わりませんが、こんなに情報が得やすくなった時代でも、途上国の支援をしていると、いわゆる御涙頂戴の「辛い中でも頑張っている子どもたち」のストーリーや写真を求められることがあります。
ですが、もう使わないことにしました。
現地の子どもたちの写真。
事実、子どもたちは頑張っていますし、ぼくも学生の時から10年以上そんな子どもたちを本気で応援してきました。
でも、なんかぼくが伝えたいこととの乖離がある。
「違和感」があるんです。
ぼくは「可哀想な子ども」を演出したいわけでもないし、それを広報媒体にお金を集めたいわけではない。
あくまでも「データと事実をもとに事業を展開し社会課題を解決する」ことで子どもたちの生活が良くなればいいと思う人に、ぼくらの活動に参加してもらいたいなと思っています。
また、子どもの写真を使わないことは子どもの権利を守ることにも繋がると考えています。
子ども個人を特定できるような写真をSNSなどに掲載することは、子どもへのリスクや不利益にも繋がりかねないからです。
これからの報告書やホームページの写真や動画では当分の間子どもたちの写真を使わないことにします。
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