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アメリカと自由と独立と銃

今日はとても暑い日でしたが、夫と子供とマサチューセッツ州レキシントンを散歩してきました。アメリカ独立戦争の発端となった戦場跡で有名な地です。

歴史ントン

はいオヤジギャグ。あれ?ババアの場合はどうすりゃいい?
オカンギャグ?笑

ボストン茶会事件ってあるでしょ?イギリスが植民地を締め上げたせいで、アメリカ人ブチ切れて独立戦争になっていくあれです。

何があったかというと、当時のボストンの郊外は村単位の生活。そんで自衛も自前でやってたわけですよ。元々年に6回、村のおっちゃん集めて民兵作って訓練はしてたそうです。

村の隊長の家

でもイギリスの圧迫が酷くなり、アメリカ人は自由を求め始めました。そして徐々に村人たちも戦力高めていくんです。頑張って生活の合間に訓練を週2に増やしていたそうです。
部活よりゆるくね?

それがミニットマンという人々です。

パークレンジャーが訓練のデモを見せてくれました

日本で言うと、うーん。

忍者?笑

サムライって言ってあげたいけれど、なんか私の中では忍者。一揆には近い。

だって森だし

民兵は白人だけなく、黒人もネイティブアメリカンも参加していたそうです。多様性ありあり。

ミニットマンは、組織的でレベルが高いイギリス軍に苦労しましたが、森の中からの攻撃が上手かったらしいです。そしていよいよ郊外まで攻めて来たイギリス軍を村々が連携してやっつけ、撤退させます。

森のトレイルにはイギリス兵がこの地に眠っているという石碑がポツポツあります。
ミニットマンの銃。弾詰めるのめちゃくちゃ手間がかかる。

さて。最近話題のアメリカの銃規制の話ですが、

ここ、リベラル圏のニューイングランドの人々にとっては、銃とはこれです。

日本で言うと、刀。

あ。手裏剣?笑

アメリカの自由と独立を語る上で、重要な存在。

そして私が住んでいる町もそうなんですが、アメリカ建国前から村として存在し、ほぼそのまま体制も継続しているんです。

よく、「アメリカは歴史が無くて~」みたいなことを言う日本人がいますが、とんでもないですよ。

この辺は江戸時代から自治体制が継続している感がめちゃくちゃあります。

町並みだけでなく、タウンの構成とかそういうのまで。

この辺で「保守」っていうと、こういうイメージです。これはたぶん日本人にとっても怖くない「保守」ではないでしょうか?

だから前にも言いましたが、私はこのニューイングランドが住みやすいんです。

で。
最近メディアを騒がせている前大統領のサポータータイプの「保守」の方たちもいらっしゃるでしょう?この方たちは、本来のアメリカ愛国者とちょっと質が違いますよね。

そこがなんかこうゴッチャになってしまっている感がありません?日本はもちろん、アメリカでさえ。

銃規制の話はこういうところを区別しないと、揉めたままになるんじゃないかと思っています。


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